斤量、枠、適性でオールアットワンス 3着バカラクイーンは「蹴たぐりのような作戦」

佐藤直文 レース回顧
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スピード生かした3歳牝馬オールアットワンスが完勝

 “格よりも調子”というのは夏競馬における鉄則でもあるが、出走馬の半数以上を条件級の馬が占めるという重賞としては異例の状況で、実際に掲示板5頭のうち4頭が条件馬だったのは、調子のみならず直線1000mの適性が大きく左右する舞台ゆえの結果だったろう。

 オールアットワンスは、初コースではあったが、持ち前のスピードを生かして楽な手応えで先行。前を行く2着馬を目標に余裕を持って追い出され、これを交わすと全く危なげのない脚取りでの完勝だった。54秒2の勝ち時計も、前がもう少し引っ張る流れであったならもっと詰まったはずであり、51キロの斤量と外目の枠、そして何より直線1000mの適性がもたらした勝利だったと言える。

オールアットワンス

バツグンの千直適性を見せたオールアットワンス

 2着ライオンボスは、自分の競馬に徹して、勝ち馬とは6キロの斤量差があったことを思えば、立派な内容だった。これで3年連続での連対となったわけだが、過去2年が韋駄天Sを勝っての臨戦だったのに対し、今年はそこで惨敗しながらも、巧くここへ向けて調整されたように思う。

 3着バカラクイーンは、最内枠から内ラチに張り付くかのように単走でゴールを目指したもの。内から外へ持っていくにはかなりの距離ロスがあることと、開幕週でまだインも荒れていないことを考えれば、蹴たぐりのような作戦もアリだったか。

 4着トキメキは、序盤にゴチャついて進路取りに苦労しながらの追走であったが、ラストはよく脚を伸ばしたもの。勝ち馬同様、初の直線競馬であったが、適性は十分に示したと言える。

 モントライゼは、序盤は手応え良く好位で運べていたが、残り300mあたりで脱落。レース後に熱中症の症状も見られたとのことだが、この舞台の適性にも乏しかったと言えそうだ。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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