田辺の「一瞬の判断」が導いたV 3着ソングラインには「厳しい洗礼」
鞍上の好アシストでサマーマイル王手 ロータスランド
後続を離して逃げた馬の1000m通過は58秒1。前日までの雨で荒れていたとはいえ、午後になってから良へと回復した馬場を考えると、完全に前有利のペースであった。その逃げ馬を巧く利用して2番手から鮮やかに抜け出した勝ち馬は、能力もさることながら、鞍上の好騎乗も光ったと言える。
そのロータスランドは、スタートから出して行って内ラチ沿いの2番手のポジションを確保。直線を向いて外に併走する馬がいたこともあって、馬場のいい外へ進路を取ることができなかったが、一瞬の判断で逃げた馬の内に併せて抜け出した形だ。1頭になるとソラを使う面もある馬だが、前述したように巧く逃げ馬を利用して追い出しも我慢したことで、外からの猛追も凌ぐことができたもの。これがテン乗りとは思えない田辺騎手の見事な手綱捌きだった。
![ロータスランド](https://umakeiba.com/wp-content/uploads/2021/08/f51dbba6b7a4a7fde13f206beaabe536-640x468.jpg)
テン乗り田辺に導かれたロータスランドが重賞初勝利
2着カラテは、断然人気の3着馬をピッタリとマークする形で、5キロ重い斤量を背負って最後はしっかりと捕え切ったのだから、力を付けている証拠だろう。結果2着はマークする相手を間違えたとも言えるが、これは勝ち馬の立ち回りを褒めるべきだ。
3着ソングラインは、スタート直後に寄られて頭を上げるシーンはあったものの、以降はスムーズな競馬。ただ、道中から2着馬にプレッシャーをかけられる形だったもので、初の古馬相手で厳しい洗礼を受けたとも言える。
4着マイスタイルは、これ以上ない絶妙なペースでの逃げで持てる力を出し切ったもの。スピードの持続力が問われる新潟マイルも合っているように思えた。
アンドラステは、序盤のポジション取りが一息で、直線を向いた時点でも2・3着馬の後ろの位置。大外から一瞬は伸びかけたが、そこまでキレるタイプでもないだけに、今日の流れと位置取りでは出番がなくても仕方はなかった。
馬場TM
![](/wp-content/themes/simplicity/images/yosoka/yosoka_12_184x184.jpg)
7/27(土)新潟1R
払戻金 92万5000円
的中買い目を見る
土屋(競友)
![](/wp-content/themes/simplicity/images/yosoka/yosoka_48_184x184.jpg)
7/21(日)福島1R
払戻金 65万5200円
的中買い目を見る
菅TM
![](/wp-content/themes/simplicity/images/yosoka/yosoka_19_184x184.jpg)
7/20(土)福島11R
払戻金 41万4000円
的中買い目を見る
優馬 2歳馬チェック
優馬 2歳馬チェック
6月~12月に初勝利をあげた2歳馬(現3歳馬)を全頭チェック! 馬体は? 血統は? レース内容は? 総合的に判断をし、★評価をつけていきます。翌年のクラシック有力候補がきっと見つかるはず!