皐月賞こそ無敗馬の出番? サトノクラウンVSキタサンブラック
【データで勝つ!重賞レース完全攻略】
クラシック一冠目はまさかのフルゲート割れ、1979年以来となる15頭立てとなった。桜は波乱だったが、果たして皐月は? 春の大一番、中山グランドジャンプとアンタレスSも徹底検証!
皐月賞
当初は賞金ボーダーが高いと予想されていたが、相次ぐ出走回避で15頭立てに。桜花賞と同じく無敗の3戦3勝馬をどうジャッジするかが最大のポイントになりそう。過去10年の勝ち馬に関して言えば、3つのトライアルか共同通信杯を前走で走って勝利していること。例外は2008年のキャプテントゥーレのみ。となればサトノクラウンとキタサンブラックのどちらかが勝つと考えるのが自然。
スプリングS勝ち馬キタサンブラックのネックは母父サクラバクシンオーという血統。過去10年、母父サクラバクシンオー産駒の2000m以上での成績は〔7.14.14.224〕で連対率は8.1%、GIでは〔0.0.0.7〕、重賞全体に広げても〔0.1.3.20〕というもの。クラスがあがるにつれて苦戦する傾向にある。それに対して、サトノクラウンは昨年の東スポ杯2歳S勝ちが光る。東スポ杯2歳S勝ち馬は昨年の皐月賞馬イスラボニータを筆頭に、目下4年連続で3着以内を確保中。軸ならコチラだろう。
過去10年の1~3着馬30頭に視野を広げてみると、取捨のポイントは次の5つ。
- 4着以下が1回のみ(25頭)、うち15頭は4着以下なし
- 重賞勝ちの実績あり(23頭)
- OP勝ちor重賞連対もなかったのは1頭のみ
- 前走の着順は4着以内(27頭)、前走4番人気以内(28頭)
- トライアル組以外では前走・共同通信杯&京成杯組が馬券対象
以上のポイントから、ダノンプラチナ・リアルスティール・ブライトエンブレム・ベルーフ・ドゥラメンテが浮上。ただし、注意したいのがダノンプラチナ。朝日杯FS勝ち馬がスプリングSから皐月賞に向かった場合、過去10年で馬券になったのはスプリングS1着のロゴタイプのみ。スプリングSで負けている場合、他の朝日杯FS勝ち馬がすべて4着以下に敗れている点はダノンプラチナにとって不安材料だろう。
結論
◎サトノクラウン
△リアルスティール
△ブライトエンブレム
△ベルーフ
△ドゥラメンテ
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