【神戸新聞杯】ダービー馬シャフリヤールの取捨は如何に?

想定班レポート
神戸新聞杯

立て直された効果はハッキリ 土曜の注目馬はコレ!

 まず、土曜中京12Rはセラン(栗東・松永幹厩舎)の再度の好走を期待する。休養前は疲れが出たのか崩れたが、復帰後は立て直された効果がハッキリ。2走前は勝ち馬の厳しいマークを受け人気を裏切ってしまったが、そのキンノマサカリが次走の昇級戦でも接戦したことを考えれば、内容はむしろ評価できるもの。前走も自分から勝ちに動いていっての結果であり、完全に本来の走りを取り戻している。今回も主張すればハナを奪えそうなメンバー構成で、持ち味である渋太さを生かせるペースに持ち込めるはずだ。連軸に推したい。

セラン

好状態キープのセラン(写真は2020年1月呉竹賞勝ち時)


人気でも外せない シャフリヤール

 ここまで牡牝で3鞍のトライアルが行われたが、ローズSの勝ち馬アンドヴァラナウトを除けば、春の実績馬が軒並み上位を占めている。日曜中京11R神戸新聞杯も組み合わせ的に平穏な結果に終わりそうな予感。ダービー馬シャフリヤール(栗東・藤原英厩舎)が早くから参戦を表明していたからか、先週のセントライト記念と比べると頭数は集まらなかったが、メンバー全体の質で言えばこちらの方が遥かに上で、見ごたえのあるレースになるのは間違いないだろう。もちろん中心はシャフリヤール。瞬発力は言うまでもなく世代屈指。休ませて心身ともに成長もしており、人気でも外せない。(栗東想定班・桜井真人)

シャフリヤール

世代屈指の瞬発力を誇るシャフリヤール