【栗東トレセンレポート】東京マイルは最適の舞台 武蔵野Sで念願の重賞初制覇を果たす馬とは

想定班レポート
武蔵野S

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クラス2走目で陣営もVを意識 ダノンターキッシュ

 今週はGIエリザベス女王杯をはじめ、阪神・東京・福島の3つの競馬場で5つの重賞競走が行われるが、どのレースも見応えがありそう。その重賞も含めて、取材の感触が良かった3頭をピックアップしてみたい。

 まず、東京土曜7Rダノンターキッシュ(栗東・寺島厩舎)の前走は、久々・昇級戦で僅差の3着と惜しい内容。「結果的に早めに動いたぶんの差が出たね。少し癖のある馬なのでジョッキーが続けて乗ってくれるのは良い。あとは追い出すタイミングだけだよ」と寺島調教師はクラス2走目でVを意識する。

ダノンターキッシュ

2走前の新潟では鮮やかな差し切り勝ちを演じたダノンターキッシュ(緑帽)


いい頃に見せる仕草も 万全の状態で臨むソリストサンダー

 東京土曜11R武蔵野Sのソリストサンダー(栗東・高柳大厩舎)は、「最終追切りもうまくいったし、いい頃に見せるウルサイ仕草が戻ってきた。前走以上の状態と言える」と平助手は体調の良さをアピール。3走前のかしわ記念2着、前走の南部杯3着と交流GIでも安定した走りで地力の高さを示しているが、このレースは昨年2着と舞台も最適。ここで念願の重賞初制覇を飾る。

 福島日曜8Rカフジアスール(栗東・中竹厩舎)の前走は位置取りが後ろすぎてチョットもったいない競馬に…。「最後は良く追込んでくれたけど、もう一列前で競馬ができていれば結果は違ったと思う。放牧明けを叩いて状態は確実に良くなっているし、うまく流れに乗れればチャンスはあるよ」と柴田助手は手応えアリの様子だった。(栗東想定班・加茂聡)

ソリストサンダー

予定通りの調整でいい頃のデキに戻ったソリストサンダー

筆者:


1971年滋賀県生まれ。TM歴20年。栗東の厩舎取材担当。予想スタイルは厩舎情報がメインで、馬券は単勝派。テレビの競馬中継が面白かったので、この世界へ。

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