ルメール衝撃の「2度見」 日本レコードVウィズグレイスに★8つ
「ルメール×国枝厩舎」のタッグに新たなヒロイン候補 ウィズグレイス
11/28 (日) 東京4R 2歳未勝利 芝2000m
ウィズグレイス 牝 馬体重:454kg
★★★★★★★★ 8点
騎手:C.ルメール 厩舎:(美浦)国枝栄
生産:社台ファーム
馬主:社台レースホース
父:ディープインパクト
母:カラライナ(カーリン)
人気に推されたデビュー戦は、極端なスローの展開を上がり34秒0で追い上げるも、終始外目を回らされる形ではさすがに厳しく5着に敗れた。迎えた2戦目、このレースには前走ルメール騎手が跨っていた馬が4頭も出走していたが、本馬を選択したのもやはり期待の表れだろう。レースではアオり気味ではあったが、東京芝2000mの最内枠ということもあり、前々での競馬を選択。行き脚がついて、スピードの違いからハナを切る形に。1000m通過は59秒2と厳しい流れに持ち込んだが、当の本馬は平然とペースを刻んでいた。終始、折り合いもついて、4コーナーで外から競られても持ったまま。直線半ばでステッキが入ると、ギアを上げて独走態勢に。鞍上のルメール騎手はターフビジョンで一度後続との差を確認し、更に右左で一度ずつ振り向いて確認するほど余裕たっぷり。それでありながら、勝ち時計は芝2000mの2歳日本レコードをコンマ4秒も更新するのだから、ポテンシャルは底知れない。
・馬体診断
パドックではコトコトした歩様で、歩幅が狭く常歩ではそこまで柔らかみは感じないタイプ。まだトモにパワーも付き切っていないせいか、初戦同様にスタートは一完歩目が遅い。それだけまだ未完成の体であるのに、2歳レコードを余力十分にマークするのだから相当な奥を感じる。牝馬ながら一度競馬を使っても馬体が増えていたのは良い傾向。スラっとした体形でいかにもゆったり運べる距離は合う。
・血統診断
父はディープインパクト。母カラライナはエイコーンSなど米国でGI3勝を挙げ、その他にもBCディスタフ3着の実績があり、本馬が初仔となる。気性は母の血が色濃く出ているのか、牝馬ながらサンデー系のカリカリした感じはみられず、パドックやレースでも落ち着き十分。母が不良馬場9Fの米ダートGIを圧勝しているように、卓越したスピードセンスとスタミナは母系からくるモノもあるのだろう。
【将来性まとめ】→ 2歳日本レコードを牝馬が余力十分にマークと、その走りはまさに怪物。レースぶりや馬体からも距離の融通は利きそうで、クラシックディスタンスを意識できる好素材。まだ成長途上ではあるが、大事に使っていければ先々はオークスが楽しみだ。
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