【桜花賞】ナミュールの敵は関東馬にアリ!?「無視できないライバルとは」
~過去10年の桜花賞の傾向分析~
今年のヒロイン候補の筆頭と言えるのが、2歳女王サークルオブライフらが揃った前哨戦のチューリップ賞を快勝したナミュール(栗東:高野厩舎)だろう。キャリア4戦3勝、出遅れてチグハグな競馬になってしまった阪神JFでも4着と、底をみせていないレース振り。ここでは、ナミュールの取捨にまず触れていきたい。
◇1番人気が〔1.3.1.5〕と振るわない成績だが、チューリップ賞の勝ち馬に限れば4,1,3,2,4着と安定している。今年チューリップ賞でナミュールが叩き出した勝ち時計はレース歴代2位タイと優秀。
◇阪神外回りというコース形態もあり、上がり3F最速をマークした馬が〔5.3.0.3〕と好成績を収めている。
その好走した8頭の共通点は以下の通り
・前走がマイル戦(8頭中8頭)
・前走が関西圏 (8頭中8頭)
・前走4人気以内(8頭中8頭)
・前走上がり最速(8頭中6頭)
※これらのデータに合致するナミュールは、軸に信頼できる1頭といえるだろう。
相手候補には、近年のトレンドとなりつつある暮れの2歳G1からの直行組がまずポイントに挙がる。しかし、過去に直行ローテで好走した馬たちは暮れの2歳G1まで無敗で駒を進め、上位人気に支持されていた。今年、阪神JFから直行するラブリイユアアイズは前走2着に好走したとはいえ8人気の伏兵扱い。過信は禁物か。
ここでは、近5年連続で馬券に絡んでいる「右回り経験・マイル重賞勝ちのある関東馬」に注目してみたい。まずは、フェアリーSを後方一気で差し切ったライラック(美浦:相沢厩舎)。今回は福永騎手へ乗り替わりとなるが、昨年3着のファインルージュとローテーションなど似通った点が多く注意が必要だ。もう一頭が2歳女王サークルオブライフ(美浦:国枝厩舎)。阪神ジュベナイルF勝ち馬は〔1.3.1.4〕と、昨年無敗で戴冠のソダシ以外は勝ち切れていないが、3着以内を外した4頭も6,5,4,4着と大崩れはしていない。2~3着候補で狙う価値は十分ある。(優馬データ班)
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