1200mへ参戦のナムラクレア 「古馬相手でも買えるワケ」とは【函館スプリントS】

調教班レポート
エプソムカップ函館スプリントS

正体はスプリンター ナムラクレアが圧巻の調教内容

 まだ東京開催が続き、2週後には宝塚記念も控えるが、今週から函館開催がスタートして完全に夏競馬モード。

 その函館で日曜に行われるのが函館スプリントステークスだが、注目したいのはナムラクレアだ。2週前がラスト11秒5、先週がそれを上回る11秒3。坂路の状態が良いとはいえ、この数字は圧巻だ。枠順や馬場を生かして阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞と健闘したが、間違いなく適性は1200~1400メートル。古馬相手になるが、スプリンターズステークスへ向けて良い結果を残してもらいたい。

 もう1頭、前走の春雷ステークスを好時計で快勝したヴェントヴォーチェにも期待している。

ナムラクレア

函館への輸送も無事に終え順調そのもののナムラクレア

 

エプソムカップは ジャスティンカフェに不動の◎

 同じ日曜に東京ではエプソムカップが行われるが、出走できていれば安田記念でも本命にと考えていたのがジャスティンカフェ。それぐらい出来は良く、GIIIのメンバーなら負けられないところだろう。(栗東調教班・市場丈也)

ジャスティンカフェ

安田翔調教師が付きっ切りで稽古を付けるジャスティンカフェ

筆者:


1980年大阪生まれ 2018年入社。栗東時計班。予想は過去のレース内容を重視しつつ、攻め馬で動いた馬にも注目。馬券は、基本単勝が付けば、付かないなら馬連でというスタイル。