今年の東京開催も“ラスト2週” スタンバイOKの「注目の2歳馬」をピックアップ!【2歳馬情報】

調教班レポート

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 5回東京3~4週目にデビュー予定の有力馬を紹介。まずは、先週末終了時点で〔6.2.2.5〕勝率40%・複勝率66.7%と、現2歳世代の新馬戦で圧倒的な成績を残す木村厩舎から2頭をピックアップ。

 まず今週の土曜東京5R芝2000mで、ルメール騎手を背に初陣を迎えるへデントール(父ルーラーシップ×母コルコバード)は、母も同厩舎に所属して通算5勝を挙げ、エリザベス女王杯まで駒を進めた。2週続けて3勝クラスの古馬との併せ馬を消化し、最終追いは木村厩舎の若駒の定番とも言える、格上2頭の真ん中に併せ、馬なりで1F11秒8をマーク。夏場の在厩時より、一回りパワーアップした迫力満点の好馬体から素質は確かだ。

 一方、ジャパンC当日の東京芝1800mで、同じくルメール騎手でスタンバイしているのが、アルシミスト(父オルフェーヴル×母ミセスワタナベ)。1週前追い切りとなる今週水曜日は、トレセンに入厩後では初の併せ馬を行い、7F99秒4の猛調教を消化。ダート1400mで新馬勝ちした母と、父との組み合わせからは砂向きの配合に思えるが、手先の軽さがあり芝でも全く問題なさそう。この一追いでグンと上向いてくるはずで、母と同様に初戦から期待できる。

同じレースにマーカンド騎手で予定しているのが、宮田厩舎のウォータースケイプ(父ダイワメジャー×母オープンウォーター)。父譲りの迫力満点の好馬体の持ち主で、先週・今週と上級条件の古馬を追走して先着し、ラスト1F11秒台をマークするなど動きも鋭さ十分だ。

さらに、同レースに来週から日本で騎乗予定のビュイック騎手を確保している尾関厩舎のモンテレオン(父スワーヴリチャード×母セレスタ)は、今年の牝馬GI戦線で活躍したハーパーの半弟。黒光りする好馬体が目を引き、今週はウッドで3頭併せを消化して、66秒2~11秒7と動きも着実に上向いてきた。

 最後に、ジャパンC前日の東京芝1600mをルメール騎手で予定している宮田厩舎のコンテネレッツア(父エピファネイア×母アドマイヤセプター)。アドマイヤグルーヴ~エアグルーヴ~ダイナカールと遡る国内屈指の名牝系の出身で、先週末の日曜日、今週の水曜日と3勝クラスの古馬を追走して馬なりでラスト1F11秒台と素軽さ◎。馬体もスッキリと仕上がっており、初戦から勝ち負けになる。

筆者:


1987年埼玉県本庄市生まれ 2010年入社。時計班で主に南ウッドコースを担当。予想スタイルは回収率重視。ダビスタ96、ウイニングポスト2にハマってこの世界へ。

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