“世界の矢作厩舎”から大器出現!? ★8ラヴェルが「ドウデュース級」の能力を秘めるワケ【2歳馬チェック】
ナミュールの妹がデビュー戦で魅せた ラヴェル
7/10 (日) 小倉5R 2歳新馬 芝1800m
ラヴェル 牝 馬体重:444kg
★★★★★★★★ 8点
騎手:岩田望来 厩舎:(栗東)矢作芳人
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム
父:キタサンブラック
母:サンブルエミューズ(ダイワメジャー)
ゲートの開閉に驚いて発馬こそ遅かったが、向正面までに中団の外目につけると折り合いもスムーズ。コーナーで多少モタつき加減ではあったが、直線に入ると一気に突き抜けて勝利。ゴール前で2着馬に詰め寄られはしたが、まだ余力残しで着差以上の完勝だった。上がり3F12.0ー11.7ー11.3と加速ラップを踏む流れを差し切った内容は、かなり優秀。さらに細かく分析すると、小倉芝1800~2000mの2歳戦において【レースの上がり3F35秒0以内+上がり3F加速ラップ】の中で勝利した馬は、本馬を含めて6頭のみ。そして過去の5頭をみてみると〔メイショウテッコン、クロノジェネシス、ピースオブエイト、キラーアビリティ、ドウデュース〕と全馬が重賞ウイナー、うち3頭がGI馬となっている錚々たるラインナップ。そして1800mの勝ち時計においては、本馬がマークした1分49秒5がこのメンバーの中でも最速だった点は高く評価できる。レースの数字からも本馬が大舞台で活躍できる下地は十分あり、今後の活躍が楽しみな一頭だ。
・馬体診断
444キロの数字よりもスラっとして細身の体型に映るが、トップスピードに達してからのフットワークは豪快そのもの。まだ緩さが残る現状でもシッカリとした脚取りで、非凡な瞬発力を披露したように伸びしろは十分。現状そこまで器用なタイプとは言えず、広いコースでパフォーマンスアップを期待できそうだ。※半姉ナミュールが馬体重のキープに苦労した面もあり、本馬も馬体重の推移には今後注視していきたい。
・血統診断
父キタサンブラック。母サンブルエミューズは阪神JFでは2番人気に推され、フェアリーS3着の実績もある馬。ひとつ上の半姉ナミュールは、チューリップ賞を勝ち、オークスでも3着した素質馬。本馬も姉譲りの鋭い決め手を武器に、小回りよりも広いコースで真価を発揮できそう。1800mで下ろしたように父がキタサンブラックになったことで、マイラー気質の姉よりも距離は延びて良さそうなタイプにも映る。
【将来性まとめ】→ 過去のレースラップとの比較や、姉譲りの非凡な瞬発力をみても、来年の牝馬クラシック路線で主役を張れそうな大器であることは間違いない。今後どのような走りを見せてくれるか、その一挙手一投足に注目していきたい。
菅TM
11/17(日)福島3R
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小野智TM
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みやこS(GIII)
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三代川(編集)
秋華賞(GI)
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