【小倉記念】重賞初Ｖを賭ける超良血馬に　本紙担当が下したジャッジは如何に

２戦２勝の小倉コースで　ジェラルディーナが弾ける！

　良血ジェラルディーナが秋の大一番を見据えて小倉記念から始動する。前走時に併せ馬を取り入れたことで結果が出たので、それを受けて今回も追い切り４本すべて併せ。弾むようなフットワークで終いの伸びもシャープ。仕上げに手間取らないタイプだけに状態に不安はない。パドックでテンションが高くなりがちなので、当日輸送のない小倉競馬も合っているはずだ。

併せ馬でシャープな動きを披露したジェラルディーナ（手前）

　最大のライバルとなりそうなマリアエレーナは、３０日、４日とシッカリ追ったので直前は馬なりで微調整。キビキビとした身のこなしで馬体も細くは見えない。どんな流れにも対応できる器用さがあり小回りコースはピッタリだろう。

格下ながら力差はなし　鞍上と手も合いそうなムジカ

　格上挑戦となるため最軽量となるムジカは、上記２頭と接戦歴がある。待機策に戻した前走で久々にこの馬らしさを発揮。一頃より調教の動きが良くなり体調が上向いているようだ。横山典騎手とも手が合うのでは、と思えるだけに、是非とも押さえておきたい。（栗東調教班・須藤大和）

追い切りでも楽な手応えで好時計をマークしたムジカ