【新潟2歳S回顧】キタウイング鮮やかVも… 勝ち時計と「連闘馬ワンツー」が意味するもの

佐藤直文 レース回顧
新潟2歳S

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外へ外へと進路を取るライバルを尻目に 内からスルリとキタウイング

 マイル戦となった2002年以降、最も遅い1分35秒9での決着となったのは、良馬場に回復したとはいえかなり時計のかかる状態だったのに加え、やはり例年に比べてメンバーレベルも低かったと言わざるを得ない。未勝利を勝ち上がったばかりの連闘馬同士のワンツーという決着も、目下の状態の良さがそのまま結果に表れたものだろう。

 キタウイングは、出遅れて最後方からの競馬となったが、各馬が内を開けて外を回る中で、3~4コーナーでインをピッタリと回ったことにより、脚を溜めながらポジションを上げることができた。このあたりは、土曜4勝、日曜もここまで3勝と乗れていた戸崎圭騎手の好プレーと言えたが、出遅れ自体も却って良かったとさえ思えるほど。結果的には新潟マイルのただ1頭の経験馬が、力を余すことなく出し切っての勝利だった。

キタウイング

出遅れたキタウイング(緑帽)だったが、内目を伸びて見事な勝利をあげた

 2着ウインオーディンは、これまた先週の勝利から状態をキープしての好走だったが、馬場のいいところを選んだとはいえ、勝ち馬とはコース取りの差だったか。

 3着シーウィザードも、2着馬同様に外を回り過ぎたと言えるが、一旦は先頭に立つ見せ場十分の内容で、レースぶりに幅が出たという点でも収穫はあった。

 4着バグラダスは、今日の馬場で逃げる形は厳しかったとも言えたが、マイペースに落すことができた分、最後まで踏ん張れた形。

 5着アイスグリーンは、パドックからかなりイレ込んでいて、落ち着かせることに重きを置かざるを得なかったために満足な返し馬もできなかったもの。気性面での課題か残ったとはいえ、すこし仕上げ過ぎた印象も否めない。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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