ナミュールが逆襲の秋華賞Vへ「好走データは全て揃った!」【秋華賞】
~過去10年の秋華賞の傾向分析~
秋華賞は京都競馬場の改修工事の影響により、昨年同様に阪神芝内回り2000mを舞台に行われる。昨年は1番人気のソダシこそ敗れたが、3勝以上を挙げていた重賞勝ち馬で1~3着を独占と実績馬で上位を占める形となった。
◇ステップ別成績
・オークス〔4.0.0.14〕
・ローズS〔3.4.7.56〕
・紫苑S 〔3.4.0.41〕
近年のトレンドは、なんといっても直近4連勝中のオークス直行組。(18年アーモンドアイ、19年クロノジェネシス、20年デアリングタクト、21年アカイトリノムスメ)その4頭全てがオークスで馬券圏内に好走していたことから、今年対象となるのはスターズオンアース(美浦:高柳瑞厩舎)とナミュール(栗東:高野厩舎)の2頭。果たして二冠牝馬が史上7頭目の牝馬三冠を達成するのか、阪神JF・桜花賞と1番人気に支持された素質馬が逆襲を果たすか、いずれにせよ見応えのある一戦となりそうなのは間違いない。
◇キャリア別成績
・4戦以下〔1.1.1.9〕
・5戦 〔1.1.0.18〕
・6戦 〔4.3.3.19〕
・7戦 〔1.4.1.31〕
・8戦 〔2.1.3.17〕
・9戦以上〔1.0.2.51〕
特筆すべきは、キャリア6戦の馬の活躍ぶりで、昨年も馬券に絡んだ3頭がこれに該当していた。キャリア6戦の馬は、【前走5人気以内・5着以内】の条件を満たせば〔4.3.3.6〕と好走率はかなりアップする傾向。
今年これらのデータに該当するナミュール(栗東:高野厩舎)・ストーリア(栗東:杉山晴厩舎)は見逃せない。ナミュールは、チューリップ賞を圧巻のパフォーマンスで快勝し、桜花賞1番人気にも推された素質馬。春は馬体重の維持に苦労した面があり、立て直しての直行ローテが吉と出れば巻き返しの可能性は十分ある。逆に、ストーリアは人気の盲点となりそうで穴候補の筆頭。G1はおろか重賞自体も初挑戦になるが、データ的には押えておきたい一頭だ。(優馬データ班)
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