【フェアリーS】ミシシッピテソーロ「GI激走の反動もなく、元気一杯!」と高評価

調教班レポート
フェアリーS

 日曜中京のシンザン記念は残念ながら関東馬の参戦はなしということで、取り上げるのは月曜中山11RのフェアリーS組から。月曜日の開催なので金曜、土曜、日曜と日数があり、まだ調整を加えてくる馬もいるであろうが、まずは5日までの追い切りを済ませた段階で。(美浦調教班:中田博士)

 阪神JFでせっかく増えた馬体重を減らしたミシシッピテソーロ(美浦:畠山吉厩舎)だが、遠征疲れを感じさせず元気いっぱいの姿で古馬との間に入っての併せ馬。手前の変え方も練習していけば問題はなくなりそうで、GIで1分33秒台をマークした能力は無視できない。

ミシシッピテソーロ

持ち時計1位のミシシッピテソーロがGIIIで巻き返しに燃える(写真:中央)

 潜在能力の高さを感じさせるヒップホップソウル(美浦:木村厩舎)は、年明けは単走でゆったりと。まだ鞍上が自在に操ってそれに応えてくれる段階には至っていないのであろうが、色々工夫してくることであろう。

ヒップホップソウル

フェアリーS母仔制覇がかかるヒップホップソウル

 ルメール騎手が乗り続けてくるエナジーチャイム(美浦:手塚厩舎)。初戦から成長を感じさせる姿を見せてくれた前走はコース形態・距離と合わなかったようではあるが、マイル戦ならば巻き返してきそうな気配。初の右回りも特に苦にしなさそうなバランスを保てている。

エナジーチャイム

マイルに戻り反撃ムード漂うエナジーチャイム

筆者:


北陸生まれ 1998年入社。美浦調教班。グリーンチャンネルでパドック解説を担当。