【オーシャンS】エイシンスポッター “過去最高のデキ”ならまとめて差し切る可能性もある

調教班レポート
オーシャンS

 オーシャンSは、1200mに転向し素質開花したエイシンスポッター(栗東:吉村厩舎)に注目。1200mに使い出してから7戦4勝2着1回だが、敗れた3戦の敗因は馬場やそれぞれ明確。7戦のうち6戦でメンバー中最速の上がりをマークしている事から、その能力にはまだ奥が感じられる。特にここ2戦は数字面を見ても、ますます末脚に磨きがかかっている印象を受けた。ゲートに不安定な面を残すが、以前と比べれば立ち回りが巧くなり、これまでに小回りの小倉で2戦2勝、阪神内回りで勝利している事を考えても、中山のスプリント戦がプラスになる事はあってもマイナスにはならないと評価している。

エイシンスポッター

角田大河騎手とエイシンスポッターが人馬共に重賞初制覇を狙う

 前走時から少しレース間隔はあいたが、この中間は1週前のCWコースで一杯に追って自己ベストを更新。今週は坂路の最終追いに限定すれば最速となる4F52秒0の好時計を加速ラップを刻みながらマークした。明け4歳になり、重賞へ向けてさらに調教の負荷を上げてきた今回はもう一段上のレベルにパワーアップした姿を見せる可能性は十分。ここでも期待できる仕上がり状態と判断した。(栗東調教班:中邑茂)

エイシンスポッター

中間の動きも文句なしのエイシンスポッター

筆者:


1974年千葉市生まれ 1997年入社。栗東時計班。馬券は、馬連を中心に単勝や馬単も買うスタイル。趣味は、地元の滋賀県を中心にラーメンを食べ歩くこと。