【中山牝馬S】“秘密兵器”で激走モード突入!波乱の多い重賞で押えておくべき爆穴馬

想定班レポート
中山牝馬S

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 「今回は変わるかも」そう語るのは、土曜中山11R中山牝馬Sに出走するスライリー(美浦:相沢厩舎)を担当している梅沢厩務員。3歳時にはフローラS2着、秋華賞では少差の5着、昨年の当レースでは勝ち馬とコンマ2秒差の4着と、噛み合えば重賞でも通用する能力の持ち主。

スライリー

馬具を工夫して激走ムードが漂うスライリー

 しかし、聞くところによると本馬は相当気難しい面があるようで、出していくと引っ掛かり、後ろからでは真面目に競馬をしないとのこと。力はあるだけに歯がゆいが、今回は中間からハミを変更。「調教でも掛かるところを見せていたが、ハミを変えてからはそういう面を見せないね。効果が出ているんだと思う」と梅沢厩務員。

相沢師も「馬体が増えて調整は順調。昨年と同じハンデ53キロだし楽しみだね」と陣営のトーンは高い。馬具効果てき面の今回は、近走の不振から脱却する可能性は高い。

スライリー

洗い場ではおっとりした表情をみせてくれたスライリー

 日曜中山10R東風Sに出走するココロノトウダイ(美浦:手塚厩舎)は脚元が弱く、何度も長期休養を繰り返してきたが、ポテンシャルは相当。4歳時の中山金杯ではのちに重賞3勝、海外を含むG1で2着2回のヒシイグアスとタイム差なしの2着で、順調に使えていればどこかでタイトルを取っていたかもと思わせる。今回は別定戦になり、斤量の克服がカギになるが「脚元の調子も良く順調。前走も良いキレ味を見せたし、期待しているよ」と手塚師。2020年10月以来の勝利の美酒となるか、注目したい一戦だ。(美浦厩舎取材班:石川弥貴人)

ヒシイグアスと接戦を演じたココロノトウダイが復活V狙う

ヒシイグアスと接戦を演じた素質馬ココロノトウダイが復活V狙う

筆者:


1999年東京都生まれ、2022年入社。 高校から馬術を始め、全国大会2連覇。主将として2年連続インターハイ出場。サラブレッドから乗馬に転用させるリトレーニングに携わった経験もあります。365日休まず競技馬の世話をする3年間、まさに馬漬けの日々を過ごして培った相馬眼と、サラブレッドへの騎乗経験、競馬界での人脈(兄は石川裕紀人)を生かして、当たる馬券をお届けします。

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