名牝「グランアレグリア」にも劣らぬ走りを魅せたボンドガールに★8つの高評価!【2歳馬チェック】
ダノンベルーガの半妹が鮮烈デビュー ボンドガール
6/4 (日) 東京5R 2歳新馬牝 芝1600m
ボンドガール 牝 馬体重:446kg
★★★★★★★★ 8点
騎手:D.レーン 厩舎:(美浦)手塚貴久
生産:ノーザンファーム
馬主:藤田晋氏
父:ダイワメジャー
母:コーステッド(Tizway)
スタートを決め3番手のインを確保すると、道中はチェルヴィニアの後ろで巧く流れに乗る。直線に向いてからは十分なスペースがあくまで追い出しを待たされたが、外に持ち出すと一気にトップギアへと加速。ラスト3F〔11.2-11.0-11.1〕のハイラップを刻む流れを鮮やかに差し切ってみせた。勝ち時計1.34.6は、6月東京開催の2歳新馬戦でみてもグランアレグリアの1.33.6に次ぐ好タイム。全体時計に大きな開きこそあるが、レースの上がり5F・4F・3Fは全て本馬の新馬戦の方が上回る数字をマーク。今年から1キロ負担重量が増えていることや稍重の馬場を考慮すれば、名牝の新馬戦の内容ともそこまで差はないといえよう。レース内容からも先々まで注目の良血馬だ。
・馬体診断
馬体重は446キロ。胴が多少詰まり気味でコンパクトにまとまった体つき。体型的にはマイラー気質が強いが、操縦性が高く多少の距離延長なら守備範囲だろう。まだ神経質な面もあるとのことで、競馬を使って行っての気性面のコントロールが鍵になりそう。直線で追い出してから左右に推進力が少しバラついていた点からも、トモに力強さが出て真直性が増してくれば更にフォームは良くなりそうだ。
・血統診断
父はダイワメジャー。母コーステッドはBCジュヴェナイルFターフの2着馬。半兄に昨年の天皇賞(秋)3着、今年のドバイターフで2着に駆けたダノンベルーガがいる。本馬は父・性別も違うだけに距離適性は短めの印象も受けるが、兄譲りの優れた脚力を有しているのは間違いない。あとは母系から脚元に不安がある仔が多いだけに、このあとも順調に行ってくれることを願いたい。
【将来性まとめ】→ レースの上がり5F「57.5」は、東京芝1600mの2歳新馬・未勝利戦で歴代最速。後半長く速い脚を求められたレースで追い出しを待たされながら差し切った瞬発力・持続力は一級品。順調なら阪神JF~桜花賞を強く意識できる好素材だ。
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