武豊「絶賛」のクラシック候補ガイアメンテに★８つの高評価！【２歳馬チェック】

名手も惚れ込む好素材！　ガイアメンテ

８/６ (日) 札幌５R ２歳新馬 芝1800m
ガイアメンテ　牡　馬体重：482kg
★★★★★★★★　８点
騎手：武豊　　厩舎：(栗東)須貝尚介
生産：ノーザンファーム
馬主：サンデーレーシング
父：ドゥラメンテ
母：ミュージカルロマンス（Concorde’s Tune）

　スタートで多少煽ったが、すぐさま流れに乗る。道中外目に持ち出し前に壁がなくなると、２コーナーから向正面にかけて行きたがる素振りをみせたが、何とか２番手で我慢させる。その後は力みも抜け、手応え良く直線へ。少し左手前に替えるのが早く、４コーナー出口でのコーナリングにぎこちなさこそあったものの、仕掛けるとグングン伸びて余力十分に２馬身差をつける楽勝。重馬場でレースラップの比較は難しいが、当日の馬場を考えればラスト〔12.0－12.3〕は優秀な部類といえるだろう。

・馬体診断
　馬体重は482キロ。まだ緩さは感じるが、大物感のある均整のとれた体つき。パドックでの常歩からハミをしっかり受け、集中した周回でセンス光る。道悪もこなしたが、雄大なフットワークでトビも大きく、本質的には良馬場向き。初戦からクロス鼻革を使用しているように、折り合い面が更に向上すれば選択肢は大いに広がる。

・血統診断
　父はドゥラメンテ。母ミュージカルロマンスはＢＣフィリー＆メアスプリントなどＧＩ２勝をあげ、全米短距離女王に輝いた実力馬。兄姉馬４頭も全て勝ち上がっている質の高い牝系。レースでは多少ムキになる面もみせたため、競馬を使う毎に父の産駒にみられる気性的な危うさが出てこなければいいが…。

【将来性まとめ】→ まだ完成途上だが要所にセンスを感じさせ、馬体・フットワーク・雰囲気は大物感たっぷり。名手も惚れ込む好素材で操縦性が更に高まれば、クラシック路線を強く意識できる器であることは間違いない。