【小倉２歳Ｓ】「ワイド１点」でも好配当を期待できる！調教班イチ押しの“厳選２頭”

　パッシングシャワー（栗東：安田翔厩舎）のデビュー戦はスタートでダッシュが付かずに後方から。徐々にポジションを上げる形で、道中脚を使いながらも４コーナーでは持ったまま。手応え通りに抜け出し、時計や着差以上の強さを感じさせる内容で快勝した。もともとデビュー戦の最終追い切りでは古馬ＯＰカレンルシェルブルを楽々とアオるほどの動きを見せていた馬で潜在能力は相当。２戦目でもう少し流れに乗れるようなら重賞のここでも期待できるはずだ。

血統的にも奥のある好素材パッシングシャワーが２連勝へ！

　穴馬として指名したいのはメイプルギャング（栗東：中竹厩舎）だ。芝1800mでデビューしてダート1200ｍで勝ち上がったが、初戦の道中脚がたまっていなかったレース内容を振り返ると、芝が合わなかったというよりも短距離に適性があったと考えられる。実際に前走のスタート直後の芝部分の走法を見ても、この条件に対応できる可能性は十分にあると評価している。追い切りでは坂路の馬場の重い時間帯に４Ｆ51秒３～１Ｆ12秒３と２歳としては出色の好時計をマークし、自己ベストを1.6秒も大きく更新。今回のメンバーの中で、ここへ向けての上昇度は１番と感じられる内容だった。一発があるならこの馬だ。

坂路自己ベストを大幅更新したメイプルギャングが波乱を巻き起こす