藤田菜七子のヨーロッパリベンジ! 参戦が叶わなかったスペイン「女性騎手招待競走」に3年越しの初挑戦
先週の中山競馬で2勝、月曜中山8Rでは所属する根本厩舎のヨリノサファイヤで後続をチギる圧勝を飾り、師匠である根本調教師の通算200勝に花を添えた藤田菜七子騎手。翌火曜日にはグリーンチャンネルで番組収録にあたり、週末(24日)スペインで行われる『セカンド・インターナショナル・チャンピオンシップ・フォー・ジョッキーズ』参戦のため空港へ直行し日本を飛び立った。スペインでのレース後にはフランスに渡り、現地の施設を見学し調教にも騎乗予定。更に29日には縁あってサンクルー競馬場での実戦騎乗も予定されている。
既に現地に到着している藤田菜七子騎手へのインタビューを敢行。リアルタイムな藤田菜七子騎手の心境を少しでもお伝えできればと思う。今回のスペインでの招待レースは2020年3月に招待を受けていたものの、直前の落馬による鎖骨骨折で断念した経緯があり、『当時は本当に悔しい思いをしましたが、再び呼んでいただけて光栄に思います。それに恥じないレースをして良い結果を残したいです』と、当然ながら強い意気込みで臨む。
2019年にはスウェーデンで行われたウィメンジョッキーズワールドカップで2勝をあげ総合優勝を果たしているが、『当時もですが、今回も日本ではまず背負わない重い負担重量での競馬になりますし、鞭の使用制限なども日本とは違います。その中で馬をどう動かすか、しっかり考えて乗りたいです』と、移動など忙しい最中にも既に競馬モードに突入している様子。尚、今シリーズは全3競走が行われポイント制で競われる。
『夜は20時頃まで明るいですが、スペイン到着時は晴れていて、気温などとても過ごしやすい環境に感じます。久々の海外遠征に私自身も晴れやかで新鮮な気持ちでいますし、何より海外のジョッキーなどと交流できる貴重な機会を大事にしたいですね。フランスで調教と実戦に騎乗するのも初めてですし、こうして様々な経験を積ませてもらえるのは本当に有り難いことです。帰国した際、しっかり成長した姿をお見せできるよう精一杯頑張ってきます!』と締めてくれた。世界を舞台に躍動するnanakoからしばらく目が離せそうにない。
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