【栗東想定班レポート】調整過程からも当日の馬体重に注目すべき1頭

想定班レポート

日曜福島メイン、みちのくSに出走するバンデルオーラ(栗東:牧浦厩舎)。

「オープン馬としてはまだまだ線が細い男の子ですね」これは前走のテレQ杯を勝ったあとに牧浦調教師が口にした言葉。というのも、直近3走の馬体重の変動がこんな感じである。

〇豊明S出走時

栗東での馬体重484キロ レースでは472キロ 

普段の体よりも競馬では10キロ前後、減ってしまう。そこで、豊明Sから始まる前回3走のクールはあえて厳しいメニューを組んだ。豊明Sを使い格上に連闘、3走目が小倉遠征というローテーション。

〇アイビスサマーダッシュ出走時

連闘で新潟までの輸送がありながらレースでは470キロ

猛暑の中でのマイナス2キロ、何とか体を維持することができた。

〇テレQ杯出走時

追い切り前の馬体重470キロ レースでは470キロ

とにかく暑かった中でも連闘後のケアと調整がうまくいったことがわかる。少しメンタル面は強くなってくれたのではないだろうか。

「理想は最後が480キロ台なんでしょうが、このローテーションですからね。勝てたことが一番ですけど3走目をしっかりこの体で出走できたという点が本当に大きかったように思います」(牧浦調教師)

〇今回、みちのくS

追い切り前の馬体重486キロ レースでは???キロ

「やっと期待馬がオープンに上がってくれました。まだまだ良くなる部分を上乗せできると思っていますし、その部分をどう強化していけばステップアップに繋がるか、これからが楽しみですね」(牧浦調教師)

さぁ、少しメリハリのでてきたボディーの当日の馬体重は・・? 通常の470キロ台か、期待通りの480キロ台なのか、ほんとに楽しみです。

バンデルオーラ

筆者:


1970年広島生まれ。色々あったがTMとして実働25年。栗東の厩舎取材を担当。予想は感覚で、馬券は祈るのみ。