モーリスに死角は? 豪華メンバー札幌記念をデータで斬る!
昨年の年度代表馬モーリスの参戦によって、この夏一番の注目度を集める札幌記念。サマーシリーズの行方も気になるが、果たして…?
前走GI組の「格」を重視
一昨年はハープスターとゴールドシップが出走し、札幌リニューアルに相応しい盛り上がりを見せた札幌記念。サマー2000シリーズの中でも、定量戦のGIIという条件ゆえにGI級の有力馬が数多く参戦するレースでもある。
前走クラス別成績(過去10年)
GI〔4.5.4.21〕※海外GI含む
GII〔0.1.0.11〕
GIII〔6.3.6.62〕
OP特別〔0.0.0.15〕
1600万〔0.1.0.4〕
1000万〔0.0.0.2〕
そういう経緯もあってか、最も成績が良いのは前走でGIを走っていた組。モーリス、ヌーヴォレコルトの海外GI組以外では、宝塚記念組のヒットザターゲット、ヤマカツエースが該当。
モーリスは2000mという距離が不安視されているが、札幌記念は1番人気が強いレース。過去10年で〔3.4.0.3〕と連対率70%を誇る。モーリス自身、コーナー4つの中山1800mでの勝利経験もあるだけに、杞憂に終わる可能性も高い。また、2番人気も堅実で、こちらは〔2.0.3.5〕と複勝率50%。人気に逆らうのは得策ではないか。
一方、宝塚記念組だが、着順不問の傾向があり、着目すべきはそれ以前の成績。宝塚記念組が札幌記念で馬券対象になるための条件は「近5走以内に重賞勝ち」である。ここでは4走前に中山金杯を勝っているヤマカツエースを推す。
函館記念組の取捨は?
札幌記念のステップとして最も多いのが函館記念。過去10年で〔2.2.5.40〕と率的には今ひとつだが、決して侮れないステップである。しかしながら、函館記念組で馬券に絡んだ9頭中8頭は函館記念で3着以内に入っていた馬。函館記念での好走が、札幌記念好走の鍵であることは間違いない。
ただし、今年は函館記念の上位勢の出走がない。最高がネオリアリズムの6着である。そこで着目したいのがクイーンS組。過去10年で〔2.1.0.8〕という成績は、函館記念組、宝塚記念組に次ぐ数字。馬券に絡んだ3頭について見てみると、GI勝ちか、複数の重賞勝ちの実績が共通点。レッドリヴェールがここでは狙い目。
また、3歳勢からはレインボーラインが参戦。その3歳馬は過去10年で〔2.1.0.8〕。馬券に絡んだ3頭はハープスター、ブエナビスタ、アドマイヤムーンといった名馬達で、その共通点はオークス・ダービーで3番人気以内ということ。レインボーラインはダービーで12番人気8着。流石にこの時期の古馬GIIともなると、やや厳しいと言える。
結論
◎モーリス
△ヌーヴォレコルト
△ヤマカツエース
△レッドリヴェール
宮崎(競友)
チャンピオンズC(GI)
払戻金 54万1500円
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山崎TM
チャンピオンズC(GI)
払戻金 12万0200円
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松田(競友)
ステイヤーズS(GII)
払戻金 39万6410円
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石川(競友)
11/30(土)中山12R
払戻金 41万8000円
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小島TM
11/30(土)中山2R
払戻金 31万4350円
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