今年はダービー×大相撲 JRAが打ち出すコラボ企画の狙いとは…

馬声人語
日本ダービー

弥生賞「45万」フラワーC「14万」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

続々と打ち出されるコラボ企画

 こういったコラボ企画は今に始まったことではなく、昨年のダービーはゲーム「戦国無双」とコラボして戦国武将がダービー馬に跨ってレースをするというゲームが公開されていた。ダービー以外でも「エヴァンゲリヲン」や「進撃の巨人」といった人気のあるマンガやアニメとのコラボも話題を呼んだ。ちなみに個人的に一番好きなのは「My sweet ウマドンナ ~僕は君のウマ~」である。そんな中で唯一、「グラマラスカップ」だけは審議のランプが点灯するような企画だったと、この原稿を書いていて改めて思い出した。

 また、ダービーといえばカッコいいCMも見所の一つだろう。今年は「あなたの競馬が走り出す。」というキャッチコピーとともに、例年と甲乙のつけがたい素晴らしいCMが出来上がっている。毎年、コンセプトを変えて放映されているテレビCMも影響力は大きいだろう。最近のUMAJOスポットのプッシュぶりなど、JRAが本腰を入れて新規ファンの取り込みにかかっている様子が伺える。どんなコンテンツでもそうだが、新規ファンの増えないコンテンツはやがて衰退を迎える運命にある。競馬においては馬券の売り上げが競馬番組の質、ひいては競馬全体の規模に係わってくるだけに尚更である。

何故ダービーなのか

 「競馬の祭典」と言われているように、ダービーがこれほどの地位を確立しているのは何故だろうか。歴史が古いからであろうか。しかし、わが国で行われた第1回のダービーは1932年だが、天皇賞を帝室御賞典~エンペラーズカップまで遡ると1905年が起源となる。ダービー発祥の国イギリスでも、実はダービーよりセントレジャーやオークスの方が開始時期は早かった。そもそも、イギリスではダービーよりもセントレジャーの方が権威の高いレースであったが、昨今のスピード化に伴い、完全に立場が逆転してしまったという背景もある。

 日本ではダービーがクラシック競走では一番早い創設であり、最初の2回が目黒競馬場で行われていた以外、東京競馬場の芝2400mでこの時期に施行されるという歴史と伝統が守られてきた(戦争の影響を受けた1945~46年は中止)。そしてどの馬にも一生に一度のチャンス、それもまたダービーの価値を高めているのだろう。82頭目のダービー馬誕生は5月31日の日曜日、午後3時40分から2分半経った頃である。

東京競馬場にもダービー宣伝用の大きな横断幕が揺れる

東京競馬場にもダービー宣伝用の大きな横断幕が揺れる

弥生賞「45万」フラワーC「14万」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

弥生賞「45万」フラワーC「14万」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

優馬2歳馬チェック

優馬2歳馬チェック

6月~12月に初勝利をあげた2歳馬(現3歳馬)を全頭チェック! 馬体は? 血統は? レース内容は? 総合的に判断をし、★評価をつけていきます。翌年のクラシック有力候補がきっと見つかるはず!

★5つ以上の馬を網羅。ダービー候補はこの馬!

ヒロイン候補が続出!? 牝馬の★評価。

注目勝ち上がり馬情報など毎週火曜更新。

トラックマン・記者一覧

競馬専門紙「優馬」トラックマン・記者一覧

平日はトレセンで東奔西走、週末はレース予想&馬券に全力投球。競馬専門紙「優馬」を支えるトラックマン&記者のプロフィールをご紹介します。