スプリンター&マイラーごちゃ混ぜスワンS 攻略の鍵は騎手にあり

重賞データ攻略
スワンS

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 マイルCSの重要なステップレースとはいえ、1400mという距離ゆえにスプリンターズSの勢いをぶつけてくる陣営も多い。3年連続で勝ち馬を輩出中の3歳馬が不在ならデータ班はどう斬る?

スプリンターズより安田組

 1400m戦だけに、スプリンターとマイラーが混ざり合うレース。それゆえ臨戦過程もまた様々。

前走レース別成績(過去10年)
ポートアイランドS〔3.1.0.13〕
スプリンターズS〔2.0.2.35〕
安田記念〔1.2.2.5〕
函館スプリントS〔1.1.0.1〕
京王杯AH〔1.0.1.5〕
毎日王冠〔1.0.0.3〕
米子S〔1.0.0.1〕
セントウルS〔0.2.0.4〕
キーンランドC〔0.1.1.2〕

前走クラス別成績(過去10年)
1600万〔0.0.2.10〕
OP特別〔4.2.0.38〕
GIII〔2.2.3.19〕
GII〔1.2.0.10〕
GI〔3.3.5.46〕

 流石にバラバラである。もっとも成績の良いポートアイランドS組が今年は不在なら、前走重賞組がひとまず中心。となると、スプリンターズS組かと思いきや、2010年のマルカフェニックスを最後に、馬券に絡んだ馬は1頭もいなくなってしまった。その逆で目立つようになったのが前走・安田記念組。近3年では〔1.2.2.2〕と優秀な成績で、GI組ならこちらを信頼したい。

前走距離別成績(過去10年)
1200m〔3.6.5.62〕
1400m〔0.0.1.20〕
1600m〔6.3.3.35〕

 連対率や複勝率ではそれほど決定的とも言えないが勝ち馬なら前走がマイル戦からの距離短縮組だろう。前述の安田記念組の好調と同様に、近3年では前走1200m組が〔0.0.1.17〕に対して、前走1600m組が〔3.3.2.9〕である。

「1400m」攻略の鍵はジョッキー?

 1200mの馬を1400mでもたせる、1600mの馬を1400mに対応させる、それはジョッキーの手腕によるところが大きいと考え、芝1400mのデータを調べてみた。

芝1400m全体の騎手別成績(過去3年)
福永〔38.24.16.97〕 複勝率 44.6% →エイシンブルズアイ
川田〔28.17.22.73〕 複勝率 47.9% →サトノアラジン
戸崎圭〔25.21.21.105〕 複勝率 39.0% →フィエロ
M.デムーロ〔25.18.10.82〕 複勝率 39.3%
浜中〔23.22.11.115〕 複勝率 32.7% →ダンスディレクター

 軸なら安田記念組で川田Jが騎乗するサトノアラジン、戸崎圭Jが騎乗するフィエロ。前走が1200mからの臨戦となるエイシンブルズアイダンスディレクターはあくまで穴の評価。

フィエロ

1400m得意の戸崎圭騎手が手綱を取るフィエロ(手前)(撮影:日刊ゲンダイ)

 その他に押さえたい馬としては、まずバクシンテイオー。堀厩舎×ムーアJの組み合わせは〔19.9.7.44〕で勝率24.1%、複勝率44.3%とハイアベレージ。押さえて損はない。また、ダイワメジャー産駒のサンライズメジャーも気になるところ。前述の芝1400mの過去3年間のデータではディープインパクトよりも多い勝ち鞍、全体トップの成績なのがダイワメジャー産駒。こちらも要マーク。

結論


サトノアラジン
フィエロ

相手候補
エイシンブルズアイ
ダンスディレクター
バクシンテイオー
サンライズメジャー

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