マリアライト○ ミッキークイーン▲ データ班の◎は一体どの馬に?

重賞データ攻略
エリザベス女王杯

 女王復権を目指すミッキークイーン、新たに宝塚記念の称号を得たマリアライトが激突。そして良績目立つ3歳勢からは秋華賞2着のパールコードが参戦。データ班の出した結論は…?

古馬が相手でも秋華賞組が中心

 今年は3~5歳それぞれから有力馬が参戦。まずは年齢別の成績を見てみよう。

年齢別成績(過去10年)
3歳〔5.4.3.41〕
4歳〔3.2.6.39〕
5歳〔2.3.0.42〕
6歳〔0.1.1.11〕
7~8歳〔0.0.0.6〕

 成績が良いのは3歳→4歳→5歳の順。次にステップ別の成績。

前走レース別成績(過去10年)
秋華賞〔4.3.3.30〕
オールカマー〔2.1.0.1〕
京都大賞典〔1.2.0.8〕
府中牝馬S〔1.1.5.58〕※GIII時代も含む
英セントレジャー〔1.0.0.0〕
英チャンピオンS〔1.0.0.0〕

前走クラス別成績(過去10年)
1000万〔0.1.1.6〕
1600万〔0.0.0.15〕
OP特別〔0.0.0.5〕
GIII〔0.2.2.36〕
GII〔4.3.4.38〕
GI〔4.4.3.32〕

 最も好走例が多いのは秋華賞直後の3歳馬。秋華賞3着以内〔3.3.2.8〕、秋華賞4番人気以内〔3.3.3.13〕という成績で、これに当てはまるパールコードが◎。重賞勝ちのない点は気になるが、馬券に絡んだ秋華賞組10頭中8頭にGI連対実績と2000m以上での勝利経験があったのなら、買いの要素は十分。

パールコード

データ的に有利な3歳馬パールコードを中心視(撮影:日刊ゲンダイ)

牡馬と戦ってきた経験は大きい

 ここ2年連続で勝ち馬を出しているオールカマー組。とはいえ出走数自体が少なく、過去10年で4頭がエリザベス女王杯に出走し〔2.1.0.1〕。共通点といえばオールカマーで5着以内に入っていること。昨年同様にオールカマー5着から挑むマリアライトは今年も要注意。

 牡馬と戦ってきた経験を重視するといっても、前走で1600万やOP特別を走っていた馬は過去10年で〔0.0.0.20〕だから、イマイチ食指は動かない。その割に前走1000万組からは2頭が馬券に絡んでいるが、今年はいないので触らないでおく。

 取捨に困るのが前走・宝塚記念のタッチングスピーチと前走・ヴィクトリアマイルのミッキークイーン。ともに休み明けと判断しづらい。両者の共通点はディープインパクト産駒。ディープ産駒が4ヵ月以上の休み明けでGIに出走した場合、〔0.4.0.5〕。どちらかは馬券に絡みそうだが、そこから更に前走3番人気以内というフィルターをかけると〔0.4.0.0〕となる。よって、ここではミッキークイーンを推薦。

府中牝馬S組の買いの条件

 GIII時代と合わせても〔1.1.5.58〕で「数打ちゃ当たる」ともされがちな前哨戦だが、GIIになってからの5年間、この組が馬券に絡まなかったのは一度だけ。3連系の馬券を考えるなら決して無視できない存在になってきた。

 府中牝馬S組について掘り下げると、前走4着以内〔1.1.3.21〕、前走4番人気以内〔0.1.5.19〕、負けても0.5秒差以内〔1.1.3.23〕という辺りがポイントか。勝ち馬のクイーンズリングは押さえるとして、アスカビレンは0.4秒差4着。7番人気に目をつぶれば押さえる価値はありそう。

結論

◎パールコード
○マリアライト
▲ミッキークイーン
△クイーンズリング
△アスカビレン

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