素質馬集結の東スポ杯2歳S データ攻略のポイントは“実績”
毎年のようにクラシック戦線を賑やかす素質馬が誕生している東京スポーツ杯2歳S。このレースをキッチリと仕留めることが来春の馬券的中にも繋がる重要な一戦。
レースの傾向に変化の兆し
上位入線馬の前走を眺めていると、新馬戦の時期が早まった2012年から傾向がやや変わってきたことに気付いた。
前走クラス別成績(2012年~2015年)
新馬戦〔1.0.0.6〕
未勝利戦〔0.0.2.10〕
500万〔0.1.0.8〕
OP特別〔2.1.2.14〕
重賞〔1.1.0.4〕
これが2012年より前の4年間だと以下の通り。
前走クラス別成績(2008年~2011年)
新馬戦〔3.0.2.13〕
未勝利戦〔1.2.2.12〕
500万〔0.0.0.3〕
OP特別〔0.2.0.11〕
重賞〔0.0.0.10〕
2歳馬のデビュー時期が早くなり、このレースでもより上級条件での実績がモノを言うようになってきた。過去4年の前走OP特別組の共通点は「前走3着以内」、前走重賞組なら「前走2着以内」。また、過去4年の1~3着馬全体で見ると、「前走3番人気以内」が〔4.4.3.23〕という成績だから、そちらも重要なポイント。
勝ち馬の条件は?
過去4年の勝ち馬の新馬戦について整理してみよう。
2012年 1着 コディーノ
→札幌芝1800m 1番人気1着 上がり3F1位
2013年 1着 イスラボニータ
→東京芝1600m 2番人気1着 上がり3F2位
2014年 1着 サトノクラウン
→東京芝1800m 2番人気1着 上がり3F2位
2015年 1着 スマートオーディン
→阪神芝1800m 1番人気1着 上がり3F1位
共通点は「2番人気以内」で「1着」、そして「上がり3F2位以内」ということ。前段で挙げたポイントも踏まえると、◎はキングズラッシュ。初戦は2番人気1着、上がり3Fは2位。そして前走の芙蓉Sを2番人気で1着という実績もある。
○は新馬勝ち直後になるが、条件はクリアしているムーヴザワールド。▲には新馬戦は5番人気だったが上がり3Fは最速、前走のサウジアラビアRCを3番人気1着としたブレスジャーニー。
ややイレギュラーではあるが、△トラストは地方・川崎の新馬戦を1番人気1着、上がり3Fは2位。ただし、前走の札幌2歳Sが5番人気での勝利ということで評価は抑え目とした。
結論
◎キングズラッシュ
○ムーヴザワールド
▲ブレスジャーニー
△トラスト
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