どこから攻める? ミッキーアイル、イスラボニータ参戦の阪神C
マイルCSの1、2着馬ミッキーアイルとイスラボニータが参戦し、一気に豪華メンバーになった今年の阪神カップ。このレース特有の「関東馬の連覇」を狙うロサギガンティアもいるが…。
マイルCS組が中心だが…
キンシャサノキセキ、サンカルロ、リアルインパクト。これらはすべてこのレースを連覇した関東馬である。今年はロサギガンティアがこれに続く連覇を狙うわけだが、果たしてどうか。
所属別成績(過去10年)
関東馬〔7.7.3.43〕連対率23.3%
関西馬〔3.4.6.103〕連対率6.0%
前走レース別成績(過去10年)
マイルCS〔4.6.4.38〕
スワンS〔2.0.1.9〕
京阪杯〔1.2.1.25〕
オーロC〔1.0.1.12〕
キャピタルS〔1.0.0.11〕
JCダート〔1.0.0.0〕
JBCスプリント〔0.1.0.1〕
連対率等でみれば圧倒的に関東馬が上なのだが、2~3着馬の数は東西で差はない。「関東馬が強い」という先入観に囚われずに馬券を検討していきたいところ。
ステップではやはりマイルCS組が断然。ただ、今年は阪神C創設後初めてマイルCS勝ち馬が参戦。2着馬の参戦にしても、過去10年で1度あるだけ。
マイルCS組の前走着順別成績(過去10年)
前走1着〔0.0.0.0〕
前走2着〔0.0.0.1〕
前走3着〔1.0.0.2〕
前走4~5着〔0.0.1.3〕
前走6~9着〔1.1.0.6〕
前走10着以下〔2.5.3.26〕
今まではマイルCS10着以下からの巻き返しが非常に目立っていたが、それは単純にマイルCSの上位入線馬の出走が少なかったからとも言える。馬券に絡んだ14頭の共通点を探してみると、1400mでの勝ち鞍(14頭中11頭)、1600mでの勝ち鞍(14頭中13頭)、重賞勝ち(14頭中13頭)。この3点を満たしたのはミッキーアイルだけである。
ロサギガンティアの連覇は?
連覇に関して、あまり決め手になるようなデータが見つけにくかったが、過去3頭の連覇した馬について、連覇時の芝1400m実績を並べると以下の通り。
キンシャサノキセキ〔4.0.0.3〕
サンカルロ〔3.1.2.6〕
リアルインパクト〔2.1.0.1〕
ロサギガンティア〔2.0.2.1〕
条件としては、阪神C以外にも1400mでの勝ち鞍があること。それに関してはロサギガンティアと他の3頭は共通している。また、藤沢和厩舎は先週、先々週と阪神でGIを連勝したが、今年の関西4場における芝のOP以上のレースで〔4.1.0.3〕という成績。遠征でしっかりと結果を出せているだけに、連覇の可能性も十分だろう。
穴は京阪杯&スワンS組
京阪杯組についてみていくと、馬券に絡んだ4頭すべてに1200mでの重賞連対実績があり、4頭中3頭には阪神での1着経験があった。これに該当するのがエイシンスパルタン。
一方、スワンS組は3頭が馬券に絡んでいるが、3頭全てに1400m、1600m両方での1着経験。3頭中2頭は重賞勝ち馬で、もう1頭にも重賞3着以内の実績があった。この点からダンスディレクターも押さえ候補に浮上。
結論
◎ミッキーアイル
○ロサギガンティア
△エイシンスパルタン
△ダンスディレクター
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