有馬記念勝利のポイントは7つ! データ班今年最後の◎は…
キタサンブラックとサトノダイヤモンド。2頭の菊花賞馬がグランプリの舞台で激突!伏兵台頭の余地はあるか、それとも順当決着か、データ班が今年最後のGIに挑む。
ジャパンC組の判断材料は?
昨年はゴールドアクターが勝ち、モーリスとともに「スクリーンヒーロー旋風」を巻き起こしたのが記憶に新しい。そのゴールドアクターが連覇に挑むが、キタサンブラックとサトノダイヤモンド、2頭の菊花賞馬も主役の座を譲らない。
前走レース別成績(過去10年)
ジャパンC〔3.4.4.53〕
天皇賞(秋)〔3.0.1.6〕
菊花賞〔2.1.1.7〕
凱旋門賞〔1.0.1.1〕
アルゼンチン共和国杯〔1.0.0.5〕
エリザベス女王杯〔0.2.0.8〕
金鯱賞〔0.2.0.9〕
ステイヤーズS〔0.0.0.10〕
年齢別成績(過去10年)
3歳〔3.3.2.27〕
4歳〔4.4.2.28〕
5歳〔3.2.3.35〕
6歳以上〔0.1.3.30〕
中心は当然ながらジャパンC組。とはいえ、ジャパンCの勝ち馬は過去10年で〔1.0.0.3〕と意外に振るわないのは気掛かり。ただ、ジャパンCで1番人気だった馬が〔2.1.0.2〕という数字だから、キタサンブラックを軽視するだけの材料ではないか。
先に検討しておきたいのがジャパンCからの巻返し組。勝ち馬から0.3秒~0.9秒差だった馬が〔2.3.3.22〕。馬券に絡んだ8頭について見ていくと、8頭全馬に2400m以上の重賞で3着以内、8頭中7頭に前走のジャパンC以外でのGI3着以内の実績があった。この点からサウンズオブアース、ゴールドアクターを要マーク。
グランプリホースの条件
過去10年の勝ち馬のポイントは以下の通り。
勝ち馬のポイント(過去10年)
- GI勝ち(10頭中8頭)
- GII勝ち(10頭中10頭)
- 2400mで1着(10頭中7頭)
- 中山で1着(10頭中8頭)
- 皐月賞1着(牡馬8頭中5頭)
- ダービー5着以内(牡馬8頭中6頭)
- 菊花賞5着以内(牡馬8頭中6頭)
今回のメンバーでGI馬は5頭。そのうち2頭が牝馬のマリアライトとミッキークイーン。ただし、この2頭にはGII勝ちがなく割引き。そうなると、キタサンブラック、ゴールドアクター、サトノダイヤモンドの3頭に絞られるが、ここでポイントに挙げたいのがクラシックでの成績。
キタサンブラック 皐月賞3着、ダービー14着、菊花賞1着
ゴールドアクター 皐月賞不出走、ダービー不出走、菊花賞3着
サトノダイヤモンド 皐月賞3着、ダービー2着、菊花賞1着
ダービーでの着順の分、サトノダイヤモンドにアドバンテージがある。同馬には中山での勝利経験がないが、唯一走った皐月賞は不利もあった。また、菊花賞馬が3歳時に有馬記念に出走し、なおかつ1番人気に支持された場合、〔6.2.0.2〕と抜群の成績。まだ人気は分からないが、2番人気でも〔0.1.1.1〕だから、信頼に足りそうだ。
穴の使者はこの2頭
過去10年で見ると、ジャパンC組と同じ3頭の勝ち馬を出している天皇賞(秋)組。ここから直行して馬券に絡んだ馬は全部で4頭。共通点は中山でGII勝ちか、GI連対があること。4頭中3頭はその前走の天皇賞(秋)で6着以内だった。これに当てはまるアドマイヤデウスを押さえてみたい。
もう1頭挙げるなら金鯱賞1着のヤマカツエース。金鯱賞組自体は施行時期が移ってから4年間で〔0.2.0.8〕だが、上がり3F3位以内で3着以内、という条件に限れば〔0.2.0.2〕となる。こちらも馬券妙味は十分だ。
結論
◎サトノダイヤモンド
○キタサンブラック
▲ゴールドアクター
△サウンズオブアース
△アドマイヤデウス
△ヤマカツエース
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