重賞勝ち馬ゼロの愛知杯は、軽ハンデを軸に万券狙い

重賞データ攻略
愛知杯

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 一昨年こそ1、2番人気で決着したが、年始の中京開催に移動した昨年は8番人気→5番人気で決着し、荒れるレースが帰ってきた。果たして今年はどうなる?

条件馬でも互角の評価が必要

 改修された中京コースで行われるようになったのが2012年。そして昨年からは年末→年始へと時期を移しての開催となった。まだサンプルは少ないが、過去4年を振り返っていきたい。

所属別成績(過去4年)
関東馬〔1.0.2.27〕
関西馬〔3.4.2.33〕

前走クラス別成績(過去4年)
1000万〔2.1.0.4〕
1600万〔0.2.2.12〕
OP特別〔0.0.1.12〕
GIII〔1.0.0.7〕
GII〔0.0.0.3〕
GI〔1.1.1.22〕

 昨年は関東馬バウンスシャッセが勝利したが、基本的に2着以内は関西馬から出ている。また、条件馬の好走も目立つレースではあるが、前走1000万組は「前走1着」、前走1600万組は「前走6着以内」&「前走4番人気以内」がひとまずの最低ライン。

斤量は極端な方が良い

 トップハンデ馬が2年連続で勝利と、ハンデ戦らしくない結果が続いた愛知杯だが、斤量別の成績は以下の通り。

斤量別成績(過去4年)
52キロ以下〔2.3.0.20〕
53~55キロ〔0.0.3.37〕
55.5キロ以上〔2.1.1.3〕

 53~55キロという中間帯からは連対馬が出ていない。となれば上下のどちらか、という事になるが、今年はトップハンデが55キロ。メンバーの中に重賞勝ち馬が1頭もいないという中々の混戦模様であり、それならば52キロ以下の軽ハンデ馬を馬券の軸に考えたい。

 そこで◎にはエリザベス女王杯5着で52キロのプリメラアスール。過去4年で前走・エリザベス女王杯組は〔1.1.1.13〕だが、エリザベス女王杯5着以内に絞ると〔1.1.1.4〕。2走前には1600万で2着しており、力が足りるのは証明済み。

プリメラアスール

条件馬ながらエリザベス女王杯で5着に好走したプリメラアスール(撮影:日刊ゲンダイ)

押さえ候補はこの4頭!

 今年は1000万勝ち直後という馬が不在。対して、前走が1600万だった馬は7頭。その中で最初に挙げた「前走6着以内」&「前走4番人気以内」をクリアしていたのはクリノラホールマキシマムドパリの2頭。ともに53キロだが、押さえておいて損はない。

 残るは前走がOP特別や重賞だった組だが、52キロ以下からピックアップするならサンソヴールリーサルウェポンが狙い目。

中京芝2000mの種牡馬別成績(コース改修後)
ディープインパクト〔26.26.23.138〕→リーサルウェポン
キングカメハメハ〔17.13.7.87〕→サンソヴールマキシマムドパリ
ハーツクライ〔15.17.14.118〕

 上に挙げたように、このコースで1、2を争う適性を見せるディープインパクト産駒とキングカメハメハ産駒であり、特にリーサルウェポンは昨年2着と同じ50キロで再びの穴候補に。

結論

◎プリメラアスール
△クリノラホール
△マキシマムドパリ
△サンソヴール
△リーサルウェポン

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