レイデオロにリベンジできる? 京成杯を制したコマノインパルス
寒波襲来で火曜日までずれ込んだ競馬開催だが、影響を受けなかった中山では皐月賞と同じ2000m戦の京成杯が行われ、1番人気に推されたコマノインパルスが優勝。12月の葉牡丹賞では、現在ダービー想定オッズ1番人気のレイデオロに敗れた馬だが、リベンジを期待させる内容で重賞初制覇を成し遂げた。
田辺マジックで目指すは打倒レイデオロ コマノインパルス
1/15(日) 中山11R 京成杯(GIII) 芝2000m
コマノインパルス 牡 馬体重:462kg
騎手:田辺 厩舎:(美) 菊川
生産: 新井牧場
馬主:長谷川芳信
父:バゴ
母:コマノアクラ(フジキセキ)
初勝利時の評価:★★★★ 4点〔1000万クラス〕
向正面までは後方で2着ガンサリュート、3着マイネルスフェーンを内に見ながら待機。3コーナーの勝負所で先に仕掛けて進出し、そのままの勢いで直線抜け出して1着でゴール板を駆け抜けた。最後は詰め寄られたものの、勝ちに行くレース内容は評価に値。2着ガンサリュートは未勝利戦でカデナ(京都2歳S)と0.1秒差、3着マイネルスフェーンは先のホープフルSでレイデオロと0.2秒差の2着。GIクラスではもう一皮向けたパフォーマンスを求めたいところだが、対戦比較としては決して悪くない。
日本ダービー 想定単勝オッズ
(→)1番人気 レイデオロ 5.3倍
(→)2番人気 カデナ 6.5倍
(→)3番人気 サトノアレス 6.8倍
(→)4番人気 ヴァナヘイム 8.7倍
(→)5番人気 スワーヴリチャード 10.7倍
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(NEW)12番人気 コマノインパルス 32.5倍

強気の競馬で京成杯を制したコマノインパルス(黄帽)(撮影:日刊ゲンダイ)
長所
前向きさがありながら、実戦ではしっかりと折り合えて鞍上の指示への反応も良い。この点は今後、距離を延ばしていくに従って武器になる。父バゴは凱旋門賞馬で、短距離馬も出すが代表産駒はビッグウィーク(菊花賞)。本馬もスタミナ勝負でこそ真価を発揮するタイプだろう。
短所
レイデオロに差し切られた葉牡丹賞もそうだが、新馬戦や今回も最後は後続に詰め寄られている。瞬発力やスピードの絶対値という点では、世代の最上位クラスと比べるとやや見劣る印象も拭えない。
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