逃げのエイシンヒカリと差しのサトノアラジン データが上位に取ったのは… 

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 過去5年を振り返ると、1~4番人気内での決着が4回。例外だった2011年にしても1、6番人気での決着と、上位人気馬の信頼度は高い。府中の1800mらしく力の問われるレースとなり、人気馬が素直に好走しやすい傾向にある。

 ただし、3着馬には人気薄が絡むケースが多く、近5年の3着馬の平均人気は8.2人気。高配当を狙うなら3連複や3連単で人気薄を巧く拾いたいところ。

年齢別成績(過去5年)

4歳馬〔4.3.1.9〕 連対率 41.2%
5歳馬〔1.1.1.23〕 連対率 7.7%
6歳馬〔0.1.0.16〕 連対率 5.9%
7歳馬〔0.0.3.12〕 連対率 0.0%

 とにかくこのレースでは4歳馬が強い。昨年こそ5~7歳馬での決着となったが、4歳馬は2頭しか出走しておらず、その2頭も4、6着。傾向がガラリと変わる可能性は低いだろう。

 今年の4歳馬はエイシンヒカリサトノアラジンの2頭。両方とも上位人気は確実だろうが、敢えて不安要素を挙げるなら、この2頭に共通する父ディープインパクト×母父ストームキャットという血統構成だろうか。

父ディープインパクト×母父ストームキャットの年齢別成績

2歳〔11.3.6.14〕 連対率 41.2%
3歳〔33.21.13.83〕 連対率 36.0%
4歳〔8.9.4.54〕 連対率 22.7%
5歳〔4.1.8.39〕 連対率 9.6%

 この血統は早い時期から活躍するものの、4歳以降はやや下降線を辿る傾向がある。父ディープインパクト×母父ストームキャットで4歳以降、重賞で馬券に絡んだのはキズナとラキシスのGI馬2頭だけ。重賞戦線では躓く可能性も有り得ないとは言い切れない。もっとも、サトノアラジンはラキシスの全弟だし、2頭とも東京の1800~2000mでOP勝ちがある。杞憂に終わると言われれば、それまでかもしれない。長々と書いたが、ひとまず今回は「4歳馬が強い」というデータを信頼してみたい。

 さて、ではどちらを上に置くかだが、東京のCコースで行われた重賞では、逃げ馬は過去5年間で〔0.1.1.29〕。恐らく逃げるエイシンヒカリよりも、脚質的に サトノアラジンの方が信頼度は上だろう。

 一方、5~6歳馬で馬券に絡んだ馬のポイントは「4番人気以内」であること。もう一つ条件を挙げるなら、「近5走以内にOP勝ちか重賞3着以内」が条件となる。フルーキーディサイファはおそらく4番人気以内に入るだろう。逆転があるならこの2頭。

 5年間で3頭の3着馬を輩出している7歳馬からはノーステアフルアクセル。豊富な東京コース実績があり、高配当を狙うなら3着候補に入れておきたい。

結論

サトノアラジン
エイシンヒカリ
フルーキー
ディサイファ

3着候補 ノーステア フルアクセル

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