GI馬2頭に新興勢力 多彩な顔ぶれ日経賞をデータで攻略!

重賞データ攻略
日経賞

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 連覇を狙う一昨年のグランプリホース、ゴールドアクターと昨年の皐月賞馬ディーマジェスティ。復権を狙う2頭に勢い十分の新興勢力が襲いかかる構図だが…?

有馬記念組がとにかく優秀!

 有馬記念と同舞台のGIIということで、前走・有馬記念組の活躍が目立つレース。昨年の当レースは前年の有馬記念の上位2頭を含む4頭が出走して1~4着を独占と、この傾向が顕著に出た年でもあった。

前走レース別成績(過去10年)
有馬記念〔3.4.1.5〕
AJCC〔2.1.2.13〕
京都記念〔1.4.0.7〕
ジャパンC〔1.1.0.0〕
ダイヤモンドS〔1.0.2.14〕
日経新春杯〔1.0.2.5〕
白富士S〔1.0.0.3〕
中山記念〔0.0.1.7〕

 前走・有馬記念組全体で見ても連対率は53.8%と優秀だが、有馬記念で4着以内だった馬に絞り込むと、〔3.3.1.1〕と更に信頼度アップ。中山で〔4.1.1.1〕、昨年と同じローテで臨むゴールドアクターは軸として最適だろう。

ゴールドアクター

今年もこのレースから始動するゴールドアクター(撮影:日刊ゲンダイ)

4歳勢の勢いはここでも

 今年は4歳世代が強い、とは聞き飽きたフレーズになりつつあるが、当レースの年齢別成績は以下の通り。

年齢別成績(過去10年)
4歳〔4.3.4.23〕
5歳〔3.1.3.18〕
6歳〔2.3.1.21〕
7歳〔1.2.2.21〕
8歳〔0.0.0.9〕

 率では4歳馬がやや5歳馬を上回っている位だが、馬券に絡んだ数では明らかにリード。今年は5頭の4歳馬がエントリーしているが、まず検討したいのは前走・ジャパンC組の2頭。前年のジャパンCに出走していた馬は日経賞で過去10年〔2.5.1.9〕とまずまずの成績だが、その中でも前走がジャパンCだったのは2頭だけ。

2013年1着 フェノーメノ 前走・ジャパンC 4番人気5着(0.8秒差)
2014年2着 ホッコーブレーヴ 前走・ジャパンC 16番人気12着(0.6秒差)

 ラインを引くなら着差か。ジャパンCで1秒差以内なら買える、とすれば0.6秒差6着のレインボーラインは有力候補だろう。ただ、13着に敗れていたとはいえ、4番人気に推されていた皐月賞馬ディーマジェスティにも押さえは必要だろう。

前走GI組以外なら「6着以内」が目安

 さて、ここまでは有馬記念組とジャパンC組について検討してきたが、それ以外のグループはどうか。前走が重賞以外だった馬は〔1.0.0.20〕で、馬券に絡んだのは2007年1着のネヴァブションだけ。最低でも前走は重賞を走っているのが条件。

 有馬記念とジャパンC組を除く前走・重賞組は過去10年で〔6.5.9.51〕という成績だが、「前走6着以内」に限れば〔5.5.9.21〕と大幅に成績が安定。例外といえば単勝配当16,710円という大穴をあけた2012年1着のネコパンチだけ。

 今年のメンバーで「前走・重賞6着以内」という馬はシャケトラツクバアズマオーナスノセイカンミライヘノツバサの4頭。さらに、前走3番人気以内なら〔3.2.8.8〕と複勝率は60%を超える。これを満たすのは4歳馬のシャケトラミライヘノツバサ。強弱をつけるならこの2頭を厚めに押さえたい。

結論

◎ゴールドアクター
○レインボーライン
△シャケトラ
△ミライヘノツバサ
△ディーマジェスティ
△ツクバアズマオー
△ナスノセイカン

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