群雄割拠のスプリント界 データが導き出した新チャンピオン候補は…
昨秋スプリント王となったレッドファルクスに新星メラグラーナ。その他にもタレント豊富な短距離路線だが、裏を返せば群雄割拠。データが導き出した次の王者は?
3ステップの中で買えるのはどれ?
改修された中京コースでの高松宮記念も今年で6回目。このコースでのデータも蓄積されてきて、傾向もより鮮明になってきたという印象がある。
前走レース別成績(過去5年)
阪急杯〔2.2.1.23〕
オーシャンS〔1.2.2.26〕
シルクロードS〔1.1.2.9〕
チェアマンズS〔1.0.0.0〕
香港スプリント〔0.0.0.2〕
京都牝馬S〔0.0.0.2〕
海外からの参戦だった2015年1着のエアロヴェロシティを除けば、1~3着馬のステップは阪急杯、オーシャンS、シルクロードSの3つに絞られる。エアロヴェロシティ以外の1~3着馬14頭について見ていくと、前走5着以内(14頭中13頭)、前走3番人気以内(14頭中12頭)。この2点はクリアしておきたい条件となる。
今回、この条件を両方とも満たしたのはオーシャンSの上位2頭。メラグラーナ(オーシャンS1番人気1着)とナックビーナス(3番人気2着)。特にこのレースでは1~3番人気馬が過去5年で〔4.3.4.4〕と高い信頼度を誇っており、上位人気が有望なメラグラーナは軸として期待してみたい。
魅力度大のキングカメハメハ産駒
コース改修後中京芝1200mの種牡馬別成績は以下の通り。
種牡馬別成績(2012年以降)
サクラバクシンオー〔13.7.8.83〕→バクシンテイオー
キングカメハメハ〔8.3.8.43〕→トーキングドラム、レッツゴードンキ
ディープインパクト〔6.8.3.40〕→フィエロ
ダイワメジャー〔6.7.5.80〕→ソルヴェイグ、ナックビーナス
タイキシャトル〔6.2.3.52〕
トップはサクラバクシンオー産駒だが、昨年のビッグアーサーが勝利したものの、当レース過去5年で〔1.0.0.9〕とやや心許ない。それにサクラバクシンオー産駒であるバクシンテイオー自身、前走のオーシャンSで10番人気6着ではちょっと手が出ない。
種牡馬的な狙い目はランキング2位のキングカメハメハ産駒。トーキングドラムは前走の阪急杯を7番人気ながら1着。過去5年、阪急杯の勝ち馬は〔2.1.0.2〕という成績で、馬券外の2頭にしても5着&6着と健闘しており、押さえる価値は十分。
レッツゴードンキは昨年から距離が短縮され、高松宮記念へのステップという意味合いを含むようになった京都牝馬Sで1番人気に応えての1着。着順・人気ともに前段で挙げた条件はクリアしているだけに、怖い存在ではある
昨秋のスプリント王レッドファルクスの取捨は?
さて、データ的に厄介なのが昨年のスプリンターズSを制したレッドファルクス。前走の香港スプリントでは12着と大敗。当レースの過去5年で暮れの香港から直行した2頭は2015年1番人気13着のストレイトガール、2016年13番人気17着のサクラゴスペルと、ともに敗退。そもそも、過去10年まで振り返っても、ここが年明け初戦で馬券に絡んだのは2009年1着のスリープレスナイトだけである。
しかし、それでも切れないデータがある。前年のスプリンターズS1着馬が翌年の高松宮記念に出走した場合、過去10年で3頭しか例がないものの、〔2.1.0.0〕とパーフェクト。そして、もうひとつは昨年勝ったCBC賞のタイムが優秀だという点。
2016年 CBC賞 レッドファルクス 1.07.2(レースレコード)
2016年 高松宮記念 ティーハーフ(6着)1.07.3 ※今年の出走メンバーにおける昨年の高松宮記念最先着馬
以上の2点から、レッドファルクスも押さえておくべきだろう。
結論
◎メラグラーナ
△ナックビーナス
△トーキングドラム
△レッツゴードンキ
△レッドファルクス
菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
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小野智TM
11/17(日)東京2R
払戻金 28万7300円
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土屋(競友)
みやこS(GIII)
払戻金 37万2300円
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三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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