ハンデ戦だから? ダービー卿CTは4~5歳馬が有利
ハンデGIIIだが、安田記念へと繋がる重要な一戦。一昨年の勝ち馬モーリスのようにマイル路線を牽引する存在は現れるのか、データで徹底検証。
好調な4~5歳馬が馬券の中心
過去10年を振り返ると、6歳以上で勝ったのは2010年のショウワモダンだけ。ハンデGIIIというレースの性質からも、比較的若い馬に分があるレースなのだろう。
年齢別成績(阪神開催の2011年を除く過去9回)
4歳〔3.5.2.32〕連対率19.0%
5歳〔5.2.5.25〕連対率18.9%
6歳〔1.1.1.27〕連対率6.7%
7~8歳〔0.1.1.28〕連対率3.3%
勝率や複勝率では5歳馬の方が上だが、連対率では互角。ともあれ、基本的には4~5歳馬を中心に馬券を組み立てたい。
1600万勝ち直後でも通用
一昨年のモーリスのように1600万勝ち直後でも好走が可能なのが当レースの特徴。
前走レース別成績(阪神開催の2011年を除く過去9回)
東風S〔2.4.4.22〕
阪急杯〔2.1.0.8〕
東京新聞杯〔1.1.0.12〕
武庫川S(1600万)〔1.0.0.1〕
スピカS(1600万)〔1.0.0.1〕
道頓堀S(1600万)〔1.0.0.0〕
京都牝馬S〔1.0.0.0〕
中山記念〔0.1.3.11〕
前走クラス別成績(阪神開催の2011年を除く過去9回)
1600万〔3.1.1.9〕
OP特別〔2.4.4.45〕
GIII〔4.3.0.38〕
GII〔0.1.3.17〕
GI〔0.0.0.4〕
地方・海外〔0.0.1.1〕
前走・1600万組についてみていくと、馬券に絡んだ5頭全馬が4番人気以内かつ0.1秒差以上の着差をつけて勝利していた。また5頭中4頭がマイル戦での1600万勝ちだったことから、前走が1600m戦というのもポイント。
メンバーで唯一、1600万勝ちから臨むのがキャンベルジュニア。その点は昨年と同じだが、昨年は小倉の芝1800m戦を勝ち上がっての参戦だった。データ的には昨年よりも信頼できるはず。
狙いは前走OP好走馬
阪神開催の2011年を除く過去9回を振り返ると、好走のポイントはマイル戦で1着経験(1~3着馬27頭中24頭)、中山で連対実績(1~3着馬27頭中21頭)、4~5歳馬(1~3着馬27頭中22頭)の3つが挙げられる。
ショウナンアデラとロイカバードは中山未経験でややマイナス。前述のキャンベルジュニア以外ではグランシルク、ダンツプリウス、ロジチャリスの3頭がここで浮上する。この3頭の共通点は前走がOP特別であることだが、馬券に絡んだ前走・OP特別組は10頭全馬が東風S。また、2010年以降の5頭は全馬が4着以内であり、ロジチャリスは要マーク。そう考えると、6歳馬ではあるが、東風S2着のダイワリベラルも馬券に加えておきたい。
一方で、東風Sと同じ中山1600mのOP特別、ニューイヤーSから参戦するのがグランシルク。やや間隔はあいたが、前走が中山1600mのOP特別という枠組みで考えるなら2着という着順も含めてマイナスにはならないか。当舞台では3歳時のニュージーランドTでヤマカツエース(金鯱賞連覇)の2着、京成杯AHではタイム差なしの4着と、重賞でも好走しており、侮れない存在だろう。
結論
キャンベルジュニア
ロジチャリス
ダイワリベラル
グランシルク
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