牡馬と戦ってきた底力 ミッキークイーンが復活の狼煙
もう一度女王の座へ ミッキークイーン
土曜の阪神は、小雨が降り続いて、芝は終日重馬場に。日曜の桜花賞と同じ舞台だということもあり、本番での有力馬に騎乗するジョッキーがどんな競馬をするか、という点でも注目された一戦だった。
ミッキークイーンは、道中は中団馬群でじっくり脚を溜め、直線を向いてスムーズに外へ持ち出されると、本来の末脚を遺憾なく発揮して抜け出したもの。未勝利勝ちこそ重馬場だったものの、以降は今日のような道悪の経験がなかった馬だが、ディープインパクト産駒の割りには、こなせるタイプであることを証明した形で、A級牡馬と伍して戦ってきた底力も示したと言える。昨年こそタイトルに恵まれなかったが、今年は牝馬戦線で主役を演じることができるはずだ。
![ミッキークイーン](https://umakeiba.com/wp-content/uploads/2017/04/6d410655a46cef193a18ef7e87a994d8-640x404.jpg)
道悪をこなした1番人気ミッキークイーンが久々の重賞制覇(撮影:日刊ゲンダイ)
2着アドマイヤリードは、後方追走から直線ではガラ空きのインをついて脚を伸ばしたもの。同じ外枠とはいえ脚質が違うだけに、ルメール騎手がソウルソターリングの予行演習をしたわけではないだろうが、馬自身の道悪適性を示すには十分な内容だった。
3着ジュールポレールは、好位から流れに乗る自分の競馬で、直線では手応え十分に一旦は抜け出して見せた。最後は現状での力の差で、力は出し切れたと見ていい。
4着クロコスミアは、途中からハナに立つ形の逃げで、直線でもラチ沿いを走って前半の貯金を生かした形。小柄だが、こういう馬場も合っている。
5着エテルナミノルも、前々で運んでことにより、道悪にもがく後続を抑えての掲示板確保だった。
クイーンズリングは、内枠のせいもあったのだろうが、デムーロ騎手がスタートで出して行って一旦はハナに立つ形。折り合い自体は付いていたが、直線で追われて全く反応しなかったあたり、落鉄に加えて馬場も合わないのだろう。
土屋(競友)
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7/21(日)福島1R
払戻金 65万5200円
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菅TM
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7/20(土)福島11R
払戻金 41万4000円
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前田(競友)
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6/22(土)東京11R
払戻金 77万1270円
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