「乗り替わり無」がポイント 難しい2歳重賞はデータにおまかせ!

重賞データ攻略
函館2歳S

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 いよいよ世代最初の重賞レースを迎えるが、今年はとにかく混戦ムード。新馬・未勝利勝ち直後の馬達がズラリと並ぶ中、データ班の結論は如何に?

馬券の中心はやはり新馬勝ち馬から

 函館2歳Sといえば、2012年に日程が繰り上がり前哨戦のラベンダー賞が廃止されたことで、傾向もやや変化。前走のステップを比較すると、やはり新馬勝ちから臨んできた馬が優勢な様子。

前走クラス別成績(過去5年)
新馬〔5.3.5.38〕
未勝利〔0.2.0.15〕
地方〔0.0.0.12〕

 その他では牡・牝がほぼ互角の成績であることや、乗り替わりのない馬が安定した成績を残していることもポイント。

函館2歳Sのポイント(過去5年)

  • 牡馬〔2.3.3.34〕に対して、牝馬は〔3.2.2.31〕
  • 乗り替わり無〔4.5.4.47〕に対して、乗り替わり有〔1.0.1.18〕

新馬勝ちなら○○が条件

 新馬勝ちから臨んだ馬達の、初戦のコースは以下の通り。

新馬勝ち馬の前走コース別成績(過去5年)
函館芝1200m〔4.3.2.18〕
函館芝1000m〔1.0.0.9〕
福島芝1200m〔0.0.1.2〕
阪神芝1200m〔0.0.1.2〕
東京芝1400m〔0.0.1.1〕
函館ダ1000m〔0.0.0.5〕

 大本線は素直に今回と同じ函館芝1200mを勝ち上がってきた馬でいいだろう。また、他場で勝ち上がってきた馬は3着候補が最適。その新馬戦の内容だが、着差や人気はそれほど重要ではない。ポイントは「上がり3F」だ。

 新馬戦で上がり3Fがメンバー中1位だった馬は過去5年で〔4.3.3.17〕。2位以下だった馬は〔1.0.2.21〕だから、ふるいに掛ける条件としては十分。函館芝1200mを上がり3F最速でデビュー勝ち、なおかつ乗り替わりがないのはナンヨープランタンだけ。軸にするならこれだろう。

 岩田康JからティータンJに乗り替わるスズカマンサク、福島芝1200mでのデビュー勝ちだったパッセも「新馬戦を上がり3F最速で勝利」をクリア。こちらの2頭も押さえておきたい。

未勝利組は勝ちっぷりに注目

 未勝利勝ちから馬券に絡んだのは過去5年で2頭のみだが、その2頭は共通点も多い。

2013年 9番人気2着 プラチナティアラ
→前走・未勝利(函館芝1200m)1着(0.8秒差) 通過順 1-1-1

2014年 11番人気2着 タケデンタイガー
→前走・未勝利(函館芝1200m)1着(0.4秒差) 通過順 1-1-1

 まず第一に2着馬を突き放して勝っていること。次に逃げ切り勝ちであること。要するに高いスピード能力を示していることがポイントとなる。

 逃げ切り勝ちではないが、前走で2着馬を0.6秒突き放したカシアスがまずは目に付く。着差の面で少し物足りなさはあるが、0.1秒差と0.2秒差でそれぞれ逃げ切り勝ちを収めたダンツクレイオーリンガラポップスも相手候補に。

結論

◎ナンヨープランタン
△スズカマンサク
△パッセ
△カシアス
△ダンツクレイオー
△リンガラポップス

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