「本当に良馬場なの?」 ファンの疑念を晴らすべく、進む馬場の情報公開

【馬声人語】
春の天皇賞で物議を呼んだ散水問題。これを受けてJRAは更なる情報公開に踏み切ったが、まだ見直すべき点も多く…。

馬声人語

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当日の馬場情報の発表は大きな前進である

 今週の開催から、レース当日の散水の有無、凍結防止剤の散布の有無などの作業内容がJRAより発表されるとのこと。具体的な散水量は発表されないものの、情報公開が進むということは大きな前進である。これは今年の天皇賞(春)開催時に行われたレース前日の散水が、一般に公表されなかったことへの批判に対する対応でもある。そもそも、以前から検討されていた問題ではあるが、あれが契機となったことは間違いない。馬券を買った人に対して、当たり外れに関係なく納得して頂く、というのは重要なことである。

もう一歩進んで「含水率」の発表を

 とはいえ、まだまだ情報公開が必要だと感じている部分もある。例えば、馬場状態を決める上での判断材料のひとつ、「含水率」の公表である。含水率とはその物質に含まれる水分の割合を示したもの。ばんえい競馬では複数地点の平均値が公開されており、予想する上で重要な要素となっている(含水率の上下でソリの滑りやすさが変わってくると言われている)。JRAでは競馬場の馬場の各地点によって差があるため公開に踏み切っていないようだが、複数地点を計測して最小値と最大値を発表すればいい。どのみち、含水率を計測できるのはJRA自身以外にはいないのだから、自信を持って発表すればいいのである。

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