狙いは外枠3歳馬! マイルCS前哨戦・スワンSは波乱含み
マイルCSの前哨戦だが、1400mという距離だけにスプリンター・マイラー両方が集結。過去10年の馬連平均配当が8900円と荒れるレースをデータ班はどうジャッジする?
外枠が圧倒的有利
多くのコースでは内枠が有利なものだが、このレースは外枠が有利。それも脚質を問わずである。逃げ切った3頭にしても8枠16番、7枠10番、7枠11番と外枠だった。
枠番別成績(過去10年)
1枠〔1.1.1.13〕
2枠〔0.1.0.16〕
3枠〔0.1.0.16〕
4枠〔0.1.1.18〕
5枠〔0.1.2.17〕
6枠〔4.3.0.13〕
7枠〔3.1.3.17〕
8枠〔2.2.1.19〕
6~8枠で〔9.6.4.49〕だから、連軸は外枠から、というのがベターだろう。
3歳馬でも通用するレース
もうひとつ、このレースで特徴的なのは3歳馬の活躍。
年齢別成績(過去10年)
3歳〔3.1.0.16〕
4歳〔4.4.4.20〕
5歳〔1.4.4.41〕
6歳〔2.1.1.34〕
7歳〔0.0.1.11〕
2013年から2015年にかけて3歳馬が3連勝。昨年はその3歳馬が不在だったので連勝は途切れたが、侮れない勢力だろう。
距離短縮組に注目
ステップ別の成績は以下の通り。
前走レース別成績(過去10年)
ポートアイランドS〔3.1.0.13〕
スプリンターズS〔2.1.2.29〕
京成杯AH〔1.0.1.4〕
1600万〔0.0.2.12〕
OP特別〔4.2.0.40〕
GIII〔1.1.2.19〕
GII〔1.2.1.9〕
GI〔4.4.5.55〕
前走距離別成績(過去10年)
1200m〔2.6.4.58〕
1400m〔0.0.2.25〕
1600m〔7.3.3.36〕
1800m〔1.0.0.5〕
距離延長組も決して悪くないが、距離短縮組が8勝を挙げ、率の面でも優勢。前走・1400m組が振るわないのは適鞍が少ないという面があるのだろう。
実績面で必要とされるのは重賞実績と距離実績。過去10年の1~3着馬30頭のうち24頭に重賞連対実績があったが、そのうち20頭が重賞勝ち馬だった。また、30頭中23頭までに芝1400mでの勝利経験があった。
ここで真っ先に目に付くのが大外2頭の3歳牝馬たち。8枠17番のミスエルテは今回と同舞台のファンタジーS勝ち。8枠18番のカラクレナイは1400mのフィリーズRで次戦に桜花賞を勝つレーヌミノルを差し切っている。諸々の条件すべてに合致するこの2頭が軸。
相手筆頭は有力ステップから
過去10年で3頭の勝ち馬を輩出しているポートアイランドS組。連対した4頭はそのポートアイランドSで1着か2番人気以内だった馬。前述2頭と同じ8枠のムーンクレストがまずは押さえに。
スプリンターズS組は着順の悪かった馬の巻き返しが目立っている。スプリンターズSで5着以内だった馬が〔0.0.0.7〕に対して、6着以下が〔2.1.2.22〕。春のスプリント王セイウンコウセイはスプリンターズSで3番人気に推されながらも11着。自身は芝の1400mで〔2.1.0.1〕と得意の距離で、昨秋の準OP戦はこの舞台でキングハート(函館SS2着)を全く寄せ付けなかった。ここは巻き返しに期待したい。
内枠で押さえるならこの2頭
ここまで全て6~8枠から推奨してきたが、内枠から押さえるなら次の2頭。ジューヌエコールは軸に推した2頭と同じ3歳牝馬。前走の函館SSを勝っていることは勿論だが、昨秋のデイリー杯2歳S(京都芝1600m外)では人気の一角サングレーザー以外にも、朝日杯FSとNHKマイルCで3着に入ったボンセルヴィーソを負かしている。
もう1頭は1枠1番のビップライブリー。外枠有利のレースではあるが、1枠も1~3着に1頭ずつ好走しており、要するに極端な枠の方が良いということだろう。そのビップライブリーは1400mのスペシャリストとも言うべき成績で、近走は9戦連続で芝1400mを走り、〔3.5.1.0〕と崩れ知らず。準OP勝ち直後の馬は3着が最高だけに過信は出来ないが、穴としての魅力はある。
結論
軸
ミスエルテ
カラクレナイ
相手候補
ムーンクレスト
セイウンコウセイ
ジューヌエコール
ビップライブリー
前田(競友)
11/23(土)東京10R
払戻金 12万5320円
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馬場TM
11/23(土)東京6R
払戻金 15万4100円
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菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
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小野智TM
11/17(日)東京2R
払戻金 28万7300円
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三代川編集
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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