京都芝2000mの実績データで、武豊グレイルが急浮上!
2014年から重賞に昇格したが、今年も例によって少頭数でのレースに。それでも過去の勝ち馬にはエピファネイアやヴィクトワールピサといったクラシックホースの名前もあり、クラシックを目指す若駒達の熱戦が期待される。
重賞昇格で異変アリ
2014年の重賞昇格から3年が経過。その過去3回を振り返ると、以前と比べて明らかに変化があった。
2014年
1着 ベルラップ 前走・黄菊賞(500万・京都芝2000m)5番人気1着
2着 ダノンメジャー 前走・野路菊S(OP・阪神1800m外)1番人気1着
3着 シュヴァルグラン 前走・未勝利(京都2000m)1番人気1着
2015年
1着 ドレッドノータス 前走・新馬(京都2000m)1番人気1着
2着 リスペクトアース 前走・新馬(東京2000m)3番人気1着
3着 アドマイヤエイカン 前走・札幌2歳S(GIII・札幌1800m)2番人気1着
2016年
1着 カデナ 前走・百日草特別(500万・東京2000m)3番人気2着
2着 ヴァナヘイム 前走・萩S(OP・京都1800m外)1番人気2着
3着 ベストアプローチ 前走・新馬(京都2000m)3番人気1着
前走が500万以上だった1~3着馬は5頭いるが、その全てが「前走2着以内」。当レースが重賞に昇格する前の7年間でも同じく5頭が前走500万以上のレースから好走していたが、馬券に絡んでいたのは1頭だけ。重賞昇格でより実績が問われるようになってきたと考えられる。
今年のメンバーではケイティクレバー(前走・黄菊賞2着)、タイムフライヤー(前走・萩S1着)、マイハートビート(前走・紫菊賞1着)の3頭が、前走・500万以上のレースで連対していた馬。
京都芝2000m実績を重視
一方で、前走が新馬・未勝利勝ち直後だった馬は過去3年で4頭が馬券に絡んでいるが、うち3頭は今回と同じ「京都芝2000m」で勝ち上がってきた馬。コーナーが2つの京都外回り1800mで勝ち上がってくる馬も多いが、コーナー4つの内回り2000mとはレースの性質が異なるため、前述のような実績馬ならともかく、キャリアの浅い馬にはこの手の条件替わりはマイナス。
次に京都芝2000mにおける2歳戦のデータを見てみよう。
騎手別成績(2013年以降の過去5年)
武豊〔7.5.6.11〕→グレイル
福永〔7.2.0.15〕
ルメール〔6.5.4.12〕
種牡馬別成績(2013年以降の過去5年)
ディープインパクト〔15.10.7.21〕
ハーツクライ〔7.3.8.18〕→グレイル、タイムフライヤー
ハービンジャー〔7.3.2.20〕→ケイティクレバー
騎手では武豊Jが連対率41.4%、複勝率62.1%を誇る。種牡馬では、ディープインパクト産駒が今年は不在。ハーツクライ産駒はこの条件の2歳戦で複勝率50%、実際に当レースでも過去3年で3頭が馬券に絡んでいる。
軸にはタイムフライヤーがまず挙がる。ハーツクライ産駒で、前走の萩Sは重馬場とはいえ1番人気に応えて4馬身差の圧勝。この条件は初だが、力通りなら。
もう1頭、軸として考えるならグレイルがオススメ。武豊J、ハーツクライ産駒とデータ面でプラス材料が揃い、京都2000mの新馬戦を勝利してきた。
以下、押さえには前述のケイティクレバー、マイハートビート、そして京都2000mで新馬勝ちのスラッシュメタルが続く。
結論
軸
タイムフライヤー
グレイル
相手候補
ケイティクレバー
マイハートビート
スラッシュメタル
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