中山金杯で世代間バトル勃発 データ班の“ごひいき”は何歳馬?
一年の計は金杯にあり。王者キタサンブラックの引退で中長距離路線は再び群雄割拠の時代へ…?昨年、猛威を振るった現4歳世代が勢いを見せるのか、それとも年長馬の意地か。2018年を占う一戦となりそうだ。
幅広い年代が好走
昨年を振り返ると、キタサンブラックを始めとする現6歳世代が頂点に君臨していた芝中長距離路線。しかし、現4歳世代も時代を担うべく活躍を見せていたのもまた事実。このレースでは一体どうなるのか?
年齢別成績(過去10年)
4歳〔2.1.2.15〕
5歳〔2.4.4.22〕
6歳〔3.3.2.30〕
7歳〔3.2.2.27〕
8歳以上〔0.0.0.31〕
どの世代も万遍なく走っているが、8歳以上の高齢馬となると割引きが必要か。また、昨年の芝の重賞における世代別成績は以下の通り。
世代別成績(2017年に行われた3歳以上の芝重賞)
現4歳世代〔9.1.5.46〕
現5歳世代〔6.10.8.78〕
現6歳世代〔14.13.19.146〕
現7歳世代〔8.8.5.116〕
現8歳世代〔2.7.1.64〕
勝率では現4歳世代が14.8%でトップ。次点の現6歳世代は7.3%だから単純に倍の数字。勿論、総数から言えば現6歳世代の強さは認めるが、伸びシロがあるのはやはり現4歳世代だろう。
ステップはバラバラだが…
昨年は前開催で行われた、同舞台のOP特別・ディセンバーS組が上位3頭を独占。とはいえ、年末の中距離路線は近年目まぐるしく変更が加えられており、やや傾向を掴みづらい印象も。
前走レース別成績(過去10年)
ディセンバーS〔1.3.1.23〕
福島記念〔1.0.1.16〕
1600万〔1.0.0.10〕
OP特別〔1.4.1.39〕
GIII〔4.3.7.48〕
GII〔3.1.1.14〕
GI〔1.2.1.14〕
前走と同距離〔6.3.7.56〕
距離延長〔4.7.2.53〕
距離短縮〔0.0.1.16〕
準OP勝ち直後で馬券に絡んだのは1頭だけ。2012年1着のフェデラリストは当レースで2番人気。昇級でも人気を集めるようでなければ厳しいか。また、距離短縮となる馬が不振。数も少ないことは確かだが、直線が短い中山芝2000mへの対応という意味では少し割引きが必要。
勝利へのポイントは?
次に勝ち馬についてだが、以下の6つのポイントが挙げられる。
勝ち馬のポイント(過去10年)
- 5番人気以内(10頭中10頭)→全馬が単勝オッズ1桁台
- 55キロ以上(10頭中10頭)
- 前走から斤量増(10頭中9頭)
- 芝2000mで連対(10頭中10頭)
- 中山芝で3着以内(10頭中8頭)
- 重賞3着以内(10頭中9頭)→例外の1頭は重賞初挑戦
特に重視したいのが前走から斤量増だった馬。勝ち馬には大きく2つのパターンが存在し、前走で好走してハンデが増えた馬と、前走は一息も元々の実績を評価されてハンデが増えた馬の2つ。当レースでは54キロ以下が過去10年で〔0.1.2.52〕、勝ち馬が上位人気馬で占められていることからも、人気とハンデはある程度必要だろう。
今回、前走から斤量増だった馬はウインブライト、セダブリランテス、ダイワキャグニー、ブラックバゴ、マイネルミラノの5頭。このうち、マイネルミラノは8歳馬で割引き。馬券は残る4頭に絞りたい。
◎はウインブライト。勢いある4歳馬で、前走の福島記念では2000mと古馬との対戦をクリアして快勝。そこから2キロ増で挑むが、中山は昨春にスプリングSを制した舞台。今回も期待したい。
〇には◎と同じく減点項目がなかったブラックバゴ。キタサンブラックらと同じ、強い6歳世代。中山2000mは2~3歳時に重賞2、3着があるという点からも◎とヒケは取らない。
▲ダイワキャグニーは中山実績と重賞実績で減点があったが、2走前の毎日王冠で0.2秒差の4着なら重賞実績に ついては大目に見れる範囲か。△セダブリランテスは中山コース、芝2000mが初で今回が距離短縮となる点はマイナス。評価は少し落としたい。
結論
◎ウインブライト
〇ブラックバゴ
▲ダイワキャグニー
△セダブリランテス
三代川(編集)
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