ハンデ、前走データから導いた大混戦・愛知杯の特注馬

重賞データ攻略
愛知杯

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 中京のコース改修後は波乱の傾向が更に強まった愛知杯。昨年も1番人気が勝利したものの、2着には10番人気馬が激走。ハンデ戦で入り乱れる女の戦い、データ班の決断は?

ハンデの軽重はあまり影響なし?

 荒れるハンデ重賞とあって人気薄の軽ハンデ馬が好走するケースも多いが、ハンデの重い馬も決して悪くはない成績を残している。

斤量別成績(過去5回)
51キロ以下〔2.2.0.19〕
52キロ〔0.2.0.9〕
53キロ〔1.0.2.21〕
54キロ〔0.0.1.13〕
55キロ〔0.0.1.7〕
55.5キロ〔1.0.0.0〕
56キロ〔1.1.1.2〕
57キロ〔0.0.0.1〕
トップハンデ〔2.1.1.4〕

斤量増減別成績(過去5回)
増減なし〔1.2.3.20〕
今回増〔0.0.0.10〕
今回減〔4.3.2.42〕

 54~55キロ帯が不振。連軸には軽ハンデか重ハンデ馬どちらかを選びたい。今回が斤量増となる馬が1頭も馬券に絡んでいないが、このグループは最高でも5番人気ゆえに不振も致し方ないところ。今回が斤量増でも人気のマキシマムドパリにとってはマイナス材料とは言えないだろう。

日程変更の影響はあるか

 中京のコース改修後は12月開催で行われていたが、2016年からは年明けの開催に移動。この2年は馬券に絡んだ6頭中5頭が12月に出走していた馬だが、条件馬や1600万勝ち直後でも好走するという傾向は変わっていない。

前走レース別成績(過去5回)
1000万〔2.1.0.5〕
1600万〔1.2.3.17〕
OP特別〔0.1.1.14〕
GIII〔1.0.0.8〕
GII〔0.0.0.4〕
GI〔1.1.1.24〕
エリザベス女王杯〔1.1.1.15〕

 前走・エリザベス女王杯組は3頭が馬券に絡んでいるが、その3頭は全てハンデ56キロ、エリザベス女王杯で3~5着に入り、勝ち馬から0.2~0.5秒差に健闘していた馬。日程変更の影響か、間に中日新聞杯を挟んでいるマキシマムドパリだが、2走前のエリザベス女王杯では0.2秒差の4着。連覇を狙う同馬は要マークだろう。

マキシマムドパリ

連覇を狙うマキシマムドパリ(撮影:日刊ゲンダイ)

条件戦組で穴狙い

 過去5年で2勝と存在感を示しているのが前走・1000万組。流石に1000万勝ちは必須と言えるが、そのポイントは以下の通り。

愛知杯好走の前走・1000万組(過去5回)

2012年 7番人気1着 エーシンメンフィス(51キロ)
→前走・1000万 12番人気1着 上がり3F2位

2013年 12番人気1着 フーラブライド(50キロ)
→前走・1000万 2番人気1着 上がり3F4位

2016年 5番人気2着 リーサルウェポン(50キロ)
→前走・1000万 3番人気1着 上がり3F2位

 50~51キロの軽ハンデに加えて、前走で速い上がりを使って勝っていることが条件。これにピッタリと当てはまるのがメイズオブオナーレイホーロマンスアンドリエッテはハンデが52キロと少し重いのが気になる点。ただ、3歳時の秋華賞ではマキシマムドパリとクビ差の4着、ディープインパクト産駒は当レースの過去5年で〔0.3.0.3〕。こちらもマークしておきたい。

 一方、前走・1600万組は過去5年で6頭が馬券に絡んでいるが、そのうち5頭が前走3着以内。6頭中3頭が前走の1600万を勝っていたが、残る3頭は勝ち馬から0.2秒差以内の競馬をしていた。この点からギモーヴをピックアップ。余裕があれば前走の1600万で0.3秒差6着だったタニノアーバンシーも拾ってみたい。角居厩舎は過去5年で〔1.2.1.1〕、唯一の着外も4着と、このレースとは相性も抜群。

結論

◎マキシマムドパリ
△メイズオブオナー
△レイホーロマンス
△アンドリエッテ
△ギモーヴ
△タニノアーバンシー

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