軸はジェネラーレウーノでやむなしも、相手には超穴馬を抜擢

重賞データ攻略
京成杯

 ホープフルSのGI昇格でレベルの低下が懸念される京成杯だが、過去にはエイシンフラッシュがここからダービー馬へと出世。クラシック級の大物誕生に期待したい一戦だ。

中穴までは狙える

 暮れに行われている同条件のホープフルSの存在もあって、やや手薄なメンバー構成になるレースだが、決して波乱ばかりという訳でもない。

人気別成績(過去10年)
1番人気〔3.3.1.3〕
2番人気〔3.0.2.5〕
3番人気〔1.1.1.7〕
4~5番人気〔2.2.2.14〕
6~9番人気〔1.3.3.33〕
10番人気以下〔0.1.1.55〕

 1番人気の信頼度は悪くなく、単勝オッズ5.0倍未満の馬が〔5.4.3.4〕で複勝率は75%。軸は上位人気馬で構わないだろう。2桁人気となると手は出しづらいが、1桁人気までなら中穴でも好走例が多いというのも特徴。

東西は互角、キャリアは3~4戦が理想

 2015年~2016年は池江寿厩舎が連覇するなど、当レースは関西馬の活躍も目立つ。

所属別成績(過去10年)
関東馬〔5.5.7.83〕
関西馬〔4.5.3.36〕
地方馬〔1.0.0.0〕

 関西馬に関西所属の騎手が乗ってきた場合、〔2.2.1.6〕で複勝率は45.5%。遠征馬は鞍上の動向にも注意したい。また、キャリアのレース数にも注意が必要。連対馬20頭中17頭はキャリア3~4戦の馬で、多すぎず少なすぎずの経験は欲しい。ただし、3着馬には2頭だけなので連対のための条件となる。

上級条件の好走は素直に評価

 前項である程度のキャリアは欲しいという点にも関連するが、馬券の中心は前走で500万以上のレースを走っていた馬となる。

前走クラス別成績(過去10年)
新馬〔0.0.1.15〕
未勝利〔1.2.1.25〕
500万〔5.1.3.29〕
OP特別〔3.0.2.19〕
GII・GIII〔0.6.2.23〕
GI〔1.1.0.8〕

 前走・500万組は馬券に絡んだ9頭全馬が前走2着以内。前走が中央のOP・重賞だった組で馬券に絡んだ15頭中13頭は前走5着以内。前走6着以下のグループが全体で〔1.1.0.36〕であることからも、前走好走馬は素直に評価すべき。キャリア3~4戦という点も加味すると、◎には前走の葉牡丹賞を勝ったジェネラーレウーノで仕方ない。

ジェネラーレウーノ

未勝利、500万を連勝中のジェネラーレウーノ(撮影:日刊ゲンダイ)

相手は未勝利勝ち直後から

 前段で挙げたデータから、新馬勝ち直後というのは流石に厳しく、狙うなら未勝利勝ち直後のグループ。過去10年、馬券に絡んだ4頭は以下の通り。

京成杯で好走した前走・未勝利組(過去10年)

2011年 8番人気2着 デボネア
→前走・芝2000m1着(0.2秒差)上がり3F2位

2013年 7番人気1着 フェイムゲーム
→前走・芝2000m1着(0.4秒差)上がり3F1位

2013年 9番人気3着 ケイアイチョウサン
→前走・芝1800m1着(0.3秒差)上がり3F2位

2017年 7番人気2着 ガンサリュート
→前走・芝1800m1着(0.2秒差)上がり3F2位

 この4頭の共通点としては前走が「芝1800m~2000m」、「0.2秒差以上の着差で勝利」、「上がり3Fが2位以内」の3つ。ここで候補に挙がるのがコズミックフォースジョリルミエール。どちらも前走の上がり3Fはメンバー中で3位と一歩足りないが、芝2000m戦で2着に0.2秒差の着差をつけての勝ち上がり。今年のメンバーなら十分に圏内だろう。

結論

◎ジェネラーレウーノ
△コズミックフォース
△ジョリルミエール

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