ダイヤモンドS連対に「実績」のハードル クリアできた馬は…

重賞データ攻略
ダイヤモンドS

 ステイヤーズSに次いで長い3400mという距離で行われるハンデ重賞、ダイヤモンドS。既に当レース2度の優勝を誇るフェイムゲームが昨年6着の雪辱を期すが、これに対抗する長距離ランナーの出現はあるか?

4歳馬堅調だが高齢馬も侮れない

 長距離レースは高齢馬の出走も多いが、今年のダイヤモンドSも例外ではなく、出走馬の半数が7歳以上の馬である。

年齢別成績(過去10年)
4歳〔4.3.4.12〕
5歳〔3.0.1.30〕
6歳〔2.2.3.26〕
7歳〔1.2.1.22〕
8歳以上〔0.3.1.31〕

 とはいえ、4歳馬が最も好成績で、連対率30.4%、複勝率47.8%。4歳馬が1~2番人気に支持されていれば〔4.1.2.3〕と信頼度は更にアップ。高齢馬の馬券絡みも多いレースだが、若馬の勢いも無視できない。

重ハンデ馬は人気なら

 今年はトップハンデがフェイムゲームの58.5キロで、次点がプレストウィックの55キロ。実績を考えれば仕方ないが、やや極端なハンデキャップになった。

斤量別成績(過去10年)
52キロ以下〔0.2.4.28〕
53キロ〔2.1.0.22〕
54キロ〔1.0.3.23〕
55キロ〔2.2.2.15〕
56キロ〔1.3.1.21〕
57キロ以上〔4.2.0.12〕

 57キロ以上で1番人気に推された馬は〔4.0.0.0〕、残る2頭の2着馬も2、4番人気であり、5番人気以下だった馬は6頭全馬が馬券対象外。ハンデを背負った馬は人気に注意したい。ただ1頭、重いハンデを背負うフェイムゲームだが、ここでも人気が予想されるだけに、要マーク。

ステイヤーズS組が不振だが…

 前走のレース別成績は以下の通り。

前走レース別成績(過去10年)
AJCC〔3.0.0.16〕
万葉S〔2.2.1.29〕
日経新春杯〔1.1.3.9〕
ステイヤーズS〔0.1.1.11〕
1000万〔0.1.2.9〕
1600万〔1.2.3.16〕
OP特別〔3.3.1.40〕

 意外にも前走・ステイヤーズS組が不振だが、「前年のステイヤーズSに出走していた馬」とすると〔4.2.1.38〕となる。そのうちステイヤーズSで3着以内だった馬が〔4.2.0.8〕、更に今回4番人気以内なら〔4.2.0.4〕。昨年のステイヤーズSで2、3着だったフェイムゲームプレストウィックは要注意。

フェイムゲーム

当レース3勝目を目指すフェイムゲーム(撮影:日刊ゲンダイ)

実績面のポイントは3つ

 ハンデ戦とはいえ、特殊な距離がそうさせるのか、実績面の要求は意外と厳しいレースでもある。その中でも重視したいのは以下の3点。

ダイヤモンドS連対馬のポイント(過去10年)

  • 芝2400m以上で1着(20頭中17頭)
  • 芝3000m以上で3着以内(出走経験のあった14頭中11頭)
  • OP以上で3着以内(20頭中19頭)

 前述の2頭以外で上に挙げた3点全てを満たしたのはラブラドライトリッジマン。4歳勢はOP実績がなく割り引きか。芝3000m以上は初体験だが、その他の2点を満たしたのがソールインパクトハッピーモーメントフェイムゲームを軸に、ここまでを押さえたい。

結論

◎フェイムゲーム
△プレストウィック
△ラブラドライト
△リッジマン
△ソールインパクト
△ハッピーモーメント

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