前走成績が重要な高松宮記念 阪急杯3着レッドファルクスの取捨は?
スプリンターズS連覇の短距離王レッドファルクス。昨年3着の雪辱を果たし、短距離界の完全平定と成るか。それとも新王者誕生で再び乱世へ突入するか。一瞬たりとも目が離せない6F戦をデータで徹底分析!
3つのステップが中心
中京のコース改修後、今年で7年目を迎える高松宮記念。過去6回を振り返ると、阪急杯・オーシャンSに加えてシルクロードSの3競走が有力なステップとして君臨している。
前走レース別成績(過去6年)
阪急杯〔2.2.1.26〕
シルクロードS〔2.1.2.11〕
オーシャンS〔1.2.2.33〕
1600万・OP特別〔0.0.0.6〕
GIII〔5.6.5.76〕
GI・GII〔0.0.0.5〕
海外〔1.0.1.2〕
上記3ステップ以外から馬券に絡んだのは前走で香港を走っていた2頭と、前走・京都牝馬S組。まずは阪急杯、シルクロードS、オーシャンS、それぞれのポイントを整理していこう。
阪急杯組(過去6年)
前走3着以内〔2.2.1.9〕
前走2番人気以内(5頭中4頭)→例外1頭は前走4番人気2着
シルクロードS組(過去6年)
前走2着以内〔1.1.2.3〕→例外1頭は前走5着
前走2番人気以内〔1.1.2.4〕→例外1頭は前走4番人気
オーシャンS組(過去6年)
前走1着〔0.0.0.5〕
前走2~5着〔1.2.1.12〕
前走6着以下〔0.0.1.16〕
前走1番人気〔1.1.1.3〕
0.2秒差以内の敗戦〔1.2.0.6〕
阪急杯組やシルクロードS組は素直に好走馬、人気馬が本番でも活躍する傾向があるが、オーシャンS組はその逆。勝ち馬が不振で、むしろ敗れている馬が本番で巻き返すケースが多い。ただし、大きく負けているのはややマイナス。
中京芝1200mで買うべき種牡馬
コース改修後の中京芝1200mの種牡馬別成績は以下の通り。
種牡馬別成績(2012年以降の中京芝1200m)
サクラバクシンオー〔13.7.8.86〕
ディープインパクト〔8.11.3.52〕→シャイニングレイ
キングカメハメハ〔8.4.8.45〕→レッツゴードンキ
ダイワメジャー〔7.8.7.98〕→ナックビーナス、レーヌミノル
アドマイヤムーン〔6.5.5.50〕→セイウンコウセイ、ファインニードル
昨年はアドマイヤムーン産駒のセイウンコウセイが勝利、2着にはキングカメハメハ産駒のレッツゴードンキが入った。3、4着馬にも共通していたのが父系がミスタープロスペクターを祖とする血筋であったこと。昨年の上位3頭は今年も出走しているだけに、この傾向が続く可能性も。
実績面のポイントは?
次に連対馬の実績面について整理してみたい。中京コース改修後の6年で、2015年の香港馬エアロヴェロシティを除く連対馬11頭が対象。
高松宮記念連対馬のポイント(過去6年、エアロヴェロシティを除く11頭)
- 芝1200mで1着(11頭中6頭)
- 芝1400mで1着(11頭中9頭)
- 重賞勝ち馬(11頭中8頭)→11頭全馬に連対実績
- GIで3着以内(GI出走歴のあった7頭中6頭)
- 芝左回りで3着以内(11頭中10頭)
芝1200mでの実績よりも芝1400m実績のある馬が多いというのがひとつの特徴。迷ったら少し長めの距離に実績がある馬を選ぶのも手か。また、GI実績も出走歴があるなら欲しいところ。例外だったコパノリチャードにはマイルCS4着という実績があった。
ここまでの話をまとめると、◎はレッドファルクスに。前走の阪急杯は2番人気3着。実績面に不備はなく、昨年3着の雪辱を期す。鞍上のM.デムーロJもこの条件で〔3.2.1.12〕だが、重賞に限れば〔2.1.0.2〕。勝負強さに期待したい。

データでは死角が見当たらないレッドファルクス(撮影:日刊ゲンダイ)
オーシャンS組からは3番人気6着だったレーヌミノル。6着とはいえ0.1秒差なら試運転としては上々。昨秋のマイルCSではレッドファルクスに先着しているのも強味。もう1頭、オーシャンSで2番人気2着のナックビーナスも候補に入る。前走は発馬でロスがあったことも響いた。そしてこの2頭はともにダイワメジャー産駒という強調点もある。
次に、シルクロードS組では勝ち馬のファインニードル。GI初挑戦のスプリンターズSでは12着に敗れており、左回りに実績がない点もマイナスだが、この舞台と相性の良いアドマイヤムーン産駒。それは2着だったセイウンコウセイも同様で、昨年の勝ち馬が復調気配で侮れない。
その他では前走がフェブラリーSというイレギュラーな臨戦過程だが、キングカメハメハ産駒で昨年2着のレッツゴードンキ。牝馬は過去6年で〔1.1.2.24〕という成績だが、3番人気以内なら〔1.1.2.2〕と信頼度は高い。また、余裕があればシャイニングレイも押さえてみたい。前走が阪神C最下位だが、こちらはディープインパクト産駒。今回と同舞台のCBC賞勝ちがあって妙味はある。
結論
◎レッドファルクス
△レーヌミノル
△ナックビーナス
△ファインニードル
△セイウンコウセイ
△レッツゴードンキ
△シャイニングレイ
小野智TM

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