ダートの強豪2頭が激突する平安S データ班の◎はどちらか?
復帰初戦を難なく制した昨年の覇者グレイトパールと、チャンピオンズCで1番人気に推された強豪テイエムジンソクの初対決が実現。みやこ路を先頭で駆け抜けるのは果たして…。
中心はアンタレスS組
2013年に5月の京都開催に移動、距離も1800mから1900mに変更となった平安S。ここでは2013年以降の過去5年を整理していこう。
前走レース別成績(過去5年)
アンタレスS〔3.3.2.25〕
仁川S〔1.0.0.1〕
フェブラリーS〔1.0.0.0〕
ブリリアントS〔0.0.2.9〕
アンタレスSは4月の阪神で行われているダート1800mのGIII戦。日程的にもぴったりのこのレースが最有力ステップである。
アンタレスS組の前走着順別成績(過去5年)
前走1着〔0.1.0.1〕
前走2着〔2.0.0.3〕
前走3着〔0.0.0.2〕
前走4~5着〔0.1.1.7〕
前走6~9着〔0.0.1.8〕
前走10着以下〔1.1.0.4〕
こうして見ると、アンタレスSでの好凡走はあまり気にしなくても良さそうだが、アンタレスSで10着以下から巻き返した2頭はともに4歳馬。若馬なら変わり身を見せる余地もあると考えられる。この2頭を除けば、残りの好走馬6頭は全て前走6着以内。そして6頭中4頭が前走4番人気以内、前走6番人気以内まで広げれば6頭全馬が該当する。
意外にも好走の条件はシビアで、何でも良い訳でもないというのがアンタレスS組。この組で拾えるとすれば、以下の馬達だろう。
グレイトパール 前走・アンタレスS 1番人気1着
ミツバ 前走・アンタレスS 3番人気2着
クインズサターン 前走・アンタレスS 5番人気3着
実績面にも厳しい条件が…
次に実績面の条件について考えていきたい。
平安S連対馬のポイント(過去5年)
- 重賞で1着(10頭中7頭)
- OP以上で1着(10頭中9頭)
- 京都ダートで1着(10頭全馬)
- 京都ダートで連対率50%以上(10頭中9頭)
- ダート1900m以上で3着以内(10頭中8頭)
OP・重賞での実績の他に、京都コースへの高い適性が問われるレースとも言える。上に挙げた5点を全てクリアしたのはアスカノロマン、クリノスターオー、グレイトパール、テイエムジンソク、マイティティーの5頭。
先行有利な京都のダート
昨年こそ4角最後方にいたクリソライトが2着に追い込んだが、過去5年の連対馬10頭中7頭までが4角3番手以内にいた馬。直線に坂のない京都コースゆえに、前が止まりにくい傾向にある。
脚質別成績(過去5年)
逃げ〔2.0.0.4〕
先行〔3.2.4.8〕
差し〔0.2.1.32〕
追込〔0.1.0.19〕
先に挙げた5頭の中で本命に据えるなら、やはりアンタレスSで1番人気1着だった昨年の覇者グレイトパール。差しに回ることもあるが、重賞のここ2戦も4角では射程圏に入れる走りが出来ている。そして対抗にはテイエムジンソクを。58キロを背負った馬は過去5年で〔1.1.2.4〕と半数が馬券に絡んでおり、実績馬を素直に信頼したい。
当レースで3度の連対があるクリノスターオーだが、8歳馬は〔0.0.1.5〕。近走も冴えず狙いづらい。同じくアスカノロマン、マイティティーは前走のアンタレスSでそれぞれ12番人気14着と16番人気9着。アンタレスS組の好走パターンとは外れている。
押さえには前述の実績面で減点が1つだけだったミツバとトップディーヴォを推したい。ミツバは前走のアンタレスSで3番人気2着。トップディーヴォも2走前だがアンタレスSを走り、4番人気4着と健闘。相手候補には十分だろう。
結論
◎グレイトパール
○テイエムジンソク
△ミツバ
△トップディーヴォ
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