ダノン中内田師が口にした「不安」とは? 陣営コメント満載の座談会

優馬TM座談会
日本ダービー

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皐月賞組は着順よりも人気? 巻き返しを期す馬たち

デスク「とはいえ、過去10年でも皐月賞不出走組のワンツー決着はないわけだし、出走組から少なくとも1頭は絡むと見るべきじゃないか。その皐月賞組だけど、昨年2着のスワーヴリチャードのように、人気(2番人気)で負けて(6着)の巻き返しという例も目立つんだよな」

中邑「その皐月賞で1番人気を裏切ったワグネリアンですが、馬場が悪かった上に特殊な展開になったことを考えれば、度外視できるでしょう。折り合いに不安はないタイプですし、良馬場の東京2400mであれば、持ち前の決め手をフルに生かせるはずです。1週前のCWコースで芝並みの好時計をマークしたように、本番に向けて調教を強化できている点も強調材料ですね」

須藤「無敗馬対決となった弥生賞ではダノンに屈しましたが、東スポ杯2歳S圧勝の内容からも、東京なら逆転があっていいと思います。年明けの時点で、春の牡馬クラシックはこの馬と決めていたので、皐月賞に続いて再度◎ですよ」

伊利「ここ数年のダービーは、流れが落ち着きやすく、直線で瞬時に加速する能力が問われるレースになっています。なので、ここはシンプルに、上がり3ハロンのベストが32秒6と出走馬で最速タイのワグネリアンを信頼すべきでしょう。中京2000mの新馬戦でマークしたそのタイムは、レッドファルクスが一昨年のCBC賞でマークした32秒7を上回る中京競馬場史上最速の記録でもあるんです」

デスク「ただ、ワグネリアンの皐月賞は、位置取りが悪くて展開が向かなかったことも確かだけど、後ろのポジションにいた馬たちにも伸び負けていたよな」

広田「勝負どころから外々を回らされたところもありましたし、陣営も“力負けではない”と巻き返しを誓ってましたよ。道中の位置取りと仕掛けどころとを鞍上が間違わなければ、皐月賞1番人気の力を見せてくれるはずです」

「先週日曜の坂路で目に付いたのがワグネリアン。弥生賞後から皐月賞までの回復は思ったほどではなく、動きも普通で目立たなかったんですが、それと比べても中身がだいぶできたと言える姿でしたし、何より体をハッキリ見せていました。これは今までになかったモノで、そのデビューからの経過観察の変化からも、外枠は厳しいですがダービーの走りを楽しみにしています」

ワグネリアン

実績のある東京コースで巻き返しを図るワグネリアン(撮影:日刊ゲンダイ)

デスク「一方、2番人気で4着だったステルヴィオは、誰も◎を打ってないし、かなり人気を落としそうだな。結果的に、スプリングSでは皐月賞馬を負かしているんだが…」

西田ステルヴィオの皐月賞は、テンが速くない上に外枠も災いして後手に回ってしまい、外を回ってメンバー最速タイの上がりを使っても、さすがに届かなかった形。陣営も“スプリングSのような立ち回りができれば伸び負けすることはない”との見立てですが、今回も外目の枠を引いてしまったのは気懸かりです。距離については“未知数ではあるが、コントロールは利く馬だから、それほど心配していない”とのこと。良馬場ならもっと動ける馬ですから、勝負どころである程度のポジションに付けられるかが鍵となるでしょう」

馬場「僕は印を見てもらえばわかると思いますが、ワグネリアンステルヴィオを含めて7枠より外の馬は全部軽視しました。対して、絶好の枠を引いたと言えるのが、皐月賞は3番人気で5着だったキタノコマンドールです。2走前のすみれSがかなり強い内容でしたし、皐月賞でも後ろの組では最も魅力的な競馬をしてたと思いますからね」

田崎「皐月賞のキタノコマンドールは道中で最後方まで下がりましたが、外を回って目立つ伸び脚でしたからね。右回りでは内にモタれる面がある馬ですから、初の左回りもむしろ魅力だと思います」

須藤「ゆったりしたフォームで走る馬なので、前走なども中山では厳しいだろうと思っていたんですが、あれだけの脚を見せたのは逆にビックリしましたよ。皐月賞組の中では、コース替わりで一番恩恵を受けそうですね」

小桧山「皐月賞の上がりは4・6着と並んでの最速タイだったけど、当時のキャリアを考えれば、ここでは互角かそれ以上の脚を使えるはずだよ。昨年までは4着までに与えられていたダービーへの出走権が、今年から5着になったということも、賞金は不足しているから運があると言えるしな。ダービーを勝つのは美しい馬じゃなくて、最も運のある馬じゃなかったっけ」

那谷キタノコマンドールは、歩様に硬さがある馬で、デビュー当時の陣営の評価も話題になるほど高くはなかったんだけど、いい意味で期待を裏切ってきたよな。今回は一週前追い切りの後にコズミが出たせいで最終追いが坂路になり、他馬に比べてビッシリやれなかった点が割引きなんだけど、“現時点では理想的な仕上げができた”と池江寿師が言えば、ミルコも“東京2400mはピッタリの舞台だと思う”と。確かに全姉デニムアンドルビーは、オークス3着、ジャパンC2着だし、同じ一族のトゥザヴィクトリーもオークスで2着。見方によっては“勝ち切れないファミリー”ではあるんだけど…」

小野智「負けた馬の名前がこれだけたくさん挙がっているのに、勝ったエポカドーロの名前が出てこないのはいかがなものか、と私は思ってます。その皐月賞の勝因として、馬場や流れが味方したことは確かだとしても、3コーナー過ぎから動き出して先頭集団に勝負を挑んだレースぶりは、本当に強かったですよ。“スプリングSより更に成長していました”と、戸崎圭騎手も厩舎力にウットリしていましたし、“欲を言えばもう少し内目の枠を引きたかったですけど、大外ではないので大丈夫でしょう。逃げなくても競馬ができることがわかりましたし、もちろん東京2400mでもチャンスがあると思っています”とのたまうのなら、二冠制覇もアリだと思います」

「陣営によると“未勝利を勝った時から皐月賞を意識していた”とのことでしたが、“皐月を意識したのもやはり体型や血統からなので2400mのダービーは…”と、距離に関しては不安も拭えない様子でした。ただ、“そこは父のオルフェーヴルの血に期待している面もあるかな。2400mを意識してストレスを与える調整よりは、皐月の状態よりやや上回るモノを求めた。やろうと思えばいくらでもやれるし、控えようと思えばそれも可能。ただここまでやってきた積み重ねを信じて最終追いを終え、その感覚に何かやり残したことはないと思える。あとはスタッフが一丸となって、当日までしっかり頑張ってよりよい状態で出走できれば、と思っている”という藤原英師の清々しい表情は印象に残りましたね」

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