佇まいは一級品、イモータルに★７つ　父マンハッタンカフェから今年も大物が出現

後続を置き去り、モノが違った　イモータル

8/9(日) 新潟5R 2歳新馬 芝1800m外
イモータル　牡　馬体重：518kg
★★★★★★★　7点〔GIIIクラス〕
騎手：戸崎圭　厩舎：(栗) 須貝
生産： ノーザンファーム
父マンハッタンカフェ
母ショアー（Acatenango）

1000ｍ通過が64秒1という新馬戦らしいスローな流れの中、好位でジッと構える。直線でも慌てることなく、残り２Ｆの辺りで２着馬に並ばれかけると、スッと反応して突き放す。終わってみれば５馬身差の圧勝だった。この条件の２歳新馬で上がり３Ｆ33秒0を切ったのは、ルージュバック・マッハヴェロシティに次ぐ３頭目。中々の好素材が出現したと言っていいだろう。

上がり3F32秒9でデビュー戦を圧勝したイモータル（撮影：日刊ゲンダイ）

馬体診断

青鹿毛で見栄えのする馬体、どこか上品ささえ漂っている。パドックでは外目を活気良く周回、落ち着きと気合いのバランスは絶好に映った。500キロを超す大型馬だが、スッキリと見せていて変な癖もない。距離が延びても全く問題のない体型で、2000ｍ以上の距離でも期待できる。

血統診断

母ショアーの半弟にBCターフ・独ダービーなど、独英米伊でGIを４勝した名馬シロッコがいる良血。母の父Acatenangoもまた独ダービー馬で、父SS系×母父Acatenangoという組合せからはワールドエース（皐月賞２着）が出ている。兄姉の距離適性を鑑みても、やはり中距離以上がベストか。

馬券の狙い目→皐月賞の中山より東京向き。ダービー路線に進んで欲しい一頭。