トリオンフに武豊「上々」 1番人気12連敗中のレースをTMが激論

優馬TM座談会
小倉記念

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上位は拮抗の様相も 本紙中邑はコース巧者トリオンフに◎

デスク「このレースでは、2006年以降1番人気が12連敗中と、いかにもハンデ戦らしい傾向が出ているな」

中邑「今年はどの馬が最終的に1番人気になるのかもハッキリしないメンバーですが、春の小倉大賞典で重賞初制覇を飾ったトリオンフのコース実績を信頼したいですね。前走の鳴尾記念にしても、内をピッタリ通った勝ち馬に差されたとはいえ、終始外を回る形で早目に動いての2着は強い内容でした。逃げ馬が不在のメンバー構成を考えると、流れに応じて自在に立ち回れる点も有利な材料でしょう」

市場トリオンフは、2走前の新潟大賞典にしても馬群に沈みそうなところから盛り返したものでしたし、GIの大阪杯はともかくとして、GIIIでは常に上位を争っているので、けっして連勝時の勢いがなくなっているわけではありません。この中間はしっかり調教も積んでの好仕上りですし、2月の小倉大賞典に負けないぐらいの快勝劇も期待できそうですよ」

那谷「前走は確かに勝ち馬と同等の評価をしていい内容だったし、新潟大賞典のように瞬発力勝負になると分は悪いけど、好位に付けて早目に動いて後続を凌ぐレースぶりは、小回りでは威力倍増となるからな。2ケ月ぶりの実戦となるけど、今回が初コンビとなる武豊騎手も“乗り味が良くて、反応も上々だった”とのことだし、前走で高速馬場への適性を見せた点でも、上位争い必至と見ていいだろう」

トリオンフ

最終追いでも武豊騎手が跨ったトリオンフ(撮影:日刊ゲンダイ)

須藤「鳴尾記念で初重賞制覇を飾ったストロングタイタンは、宝塚記念こそ真っ向勝負を挑んで敗れましたが、ここ2週の好調教を見る限り、そのダメージも皆無と見ていいですよ。チークピーシーズの効果で自在性が加わり、高速決着も鳴尾記念のレコード勝ちが示すように、むしろ望むところです。昨年のこのレースでは1番人気を裏切ったとはいえ、小倉で3勝とコース相性自体もいいですからね」

那谷「他馬を気にしたり怯むような面があって出世が遅れたけど、メンコにチークという出で立ちだった鳴尾記念は、馬込みを割る今までにない鮮やかなレースぶりだったからな。しかも、一瞬で反応する俊敏さは、小回りでより生きるはずだよ。俺も当初は◎候補だったんだけど、乗り替わりが僅かに割引材料と考えての○評価。普通に勝たれてもおかしくはないけどな」

デスク「つうか、担当に有力馬が揃っている那谷は予想にも頭を悩まされたと思うが、結果として◎はサトノクロニクルなんだな」

那谷「距離が長いと思われた阪神大賞典では、次走で天皇賞を勝つレインボーラインと僅差。昨年のチャレンジC勝ちのレースぶりから、小回りの小倉にも対応できるし、少し勝負どころでの反応が鈍いタイプだけど、ミルコが乗った時は実にスムーズだからな。そのミルコも最終追いに乗って状態の良さに太鼓判を押していたから、久々でも全く問題はないし、晩成のハーツクライ産駒だけど“馬体に成長が見られるし、気性も大人びてきた”という陣営の言葉から、いよいよ完全本格化となる可能性も十分あるよ」

瀬古「阪神大賞典で距離適性の幅を広げたとはいえ、やはりサトノクロニクルは本質的に1800~2000mの馬でしょうね。最終追いの遅れも手応えに余裕を残していたので問題はないですし、流れの落ち着きそうなメンバーですが、同様の展開だったチャレンジCの再現が期待できそうですよ」

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