ローズS連対条件は5つ 人気サトノワルキューレは全クリなるか
オークスの上位5頭全てが不在という例年にないトライアルレースとなったローズS。人気の中心はフローラSを制し、オークスでも3番人気に推されたサトノワルキューレだが、これを脅かす存在は果たして…!?
今年は波乱の予感?
振り返れば過去10年で3回も馬連2万超えの波乱が起きているローズS。今年はオークスで掲示板に入った馬がゼロということもあって、不穏な空気も漂うが…。
人気別成績(過去10年)
1番人気〔4.2.1.3〕
2番人気〔1.1.1.7〕
3番人気〔0.0.2.8〕
4~5番人気〔2.0.1.17〕
6~10番人気〔3.5.5.37〕
11番人気以下〔0.2.0.55〕
1番人気は割と堅実。馬券を外したのは2010年のアパパネ、2014年のレッドリヴェール、2017年のファンディーナの3頭だが、後者2頭はダービー・皐月賞参戦からの休み明けだった。
東西別成績(過去10年)
関東馬〔3.1.2.11〕
関西馬〔7.9.8.110〕
基本的に関東馬の参戦は少ないが、好走率自体は高い。特に前走がオークスなら〔3.1.0.4〕と半数が連対。これに当てはまりそうなのはトーセンブレスだが、そのオークスが出走取消だっただけに、扱いの難しいところ。紫苑Sの重賞昇格の影響もあってか、昨年は関東馬の出走がなかっただけに、傾向が変化する可能性も。
決め手のある差し・追込馬に注意
昨年はラビットランが4角13番手から直線一気を決めて勝ったように、当レースを振り返ると差し~追込系の脚質が優勢な様子。ちなみに当レースで逃げて馬券に絡んだ3頭は全て、後に重賞勝ちを果たしている。
脚質別成績(過去10年)
逃げ〔0.2.1.7〕
先行〔3.0.2.30〕
差し〔5.5.6.53〕
追込〔2.3.1.37〕
上がり3F1位をマークした馬が〔2.7.0.1〕、2位が〔6.0.2.4〕と、連対馬20頭中15頭までを占めている。特に前走を見ると傾向がより顕著で、前走で逃げ~先行の馬は〔0.2.2.46〕、勝ち馬10頭中9頭は前走4角10番手以下。また、連対馬20頭中16頭までが、前走で上がり3F3位以内だった。
それでもオークス組を信頼?
冒頭でも述べたが、今年はオークス組が手薄なメンバー構成。そうなると条件戦組にもチャンスは大きいと見ることもできるが、まずは例年の傾向を整理してみたい。
前走レース別成績(過去10年)
オークス〔8.4.2.37〕
クイーンS〔0.1.1.4〕
未勝利〔0.1.0.2〕
500万〔2.1.1.31〕
1000万〔0.1.6.23〕
前走のオークスで3番人気以内であれば〔5.3.1.5〕、オークスの最先着馬は〔3.2.0.5〕という成績を考えれば、やはりサトノワルキューレを軸に推すのが正解か。その一方で条件戦組は絞りにくさがあり、実績面から糸口を探したい。
ローズS連対馬のポイント(過去10年)
- 2勝以上(20頭中19頭)
- 4着以下が2回まで(20頭中16頭)
- 芝1800m以上で1着(20頭中15頭)
- 上がり3F2位以内で1着(20頭中15頭)
- 阪神芝外回りで1着(20頭中11頭)
最後の阪神外回りの実績だが、例外の9頭中5頭には阪神芝外回りの重賞において0.5秒差以内の実績があっただけに、このどちらかはクリアしておきたいところ。
以上の5点をすべてクリアしたのはサトノワルキューレただ1頭。やはり軸はここから。相手候補には減点が1つだけだったアンコールプリュ、カンタービレ、ゴージャスランチ、センテリュオ、ラテュロスの5頭を挙げておきたい。
結論
◎サトノワルキューレ
△アンコールプリュ
△カンタービレ
△ゴージャスランチ
△センテリュオ
△ラテュロス
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