一筋縄ではいかないアルテミスS データ班のピックはこの5頭
当レースが創設されてからの6年間で4頭ものGIウィナーが誕生し、すっかり出世レースとして定着したアルテミスS。今年も素質豊かな牝馬達が集まったが、データ班の結論は?
上位人気堅実も波乱度は強い
昨年は2番人気のラッキーライラックが制したが、2着に13番人気のサヤカチャンが入って馬連は25700円の波乱。上位人気の信頼度は高いものの、思わぬ伏兵の激走も珍しくないレースだ。
人気別成績(過去6年)
1番人気〔2.2.0.2〕
2番人気〔2.1.0.3〕
3~5番人気〔0.1.3.14〕
6~10番人気〔1.1.2.26〕
11番人気以下〔1.1.1.38〕
過去6回すべてで1~2番人気のいずれかが連対。ただし、2016年こそ1~2番人気のワンツー決着だったが、それ以外の年は相手が4・6・9・12・13番人気。一筋縄ではいかない印象だ。
所属別成績(過去6年)
関東馬〔2.4.2.57〕
関西馬〔4.2.4.24〕
乗り替り有無別成績(過去6年)
継続騎乗〔2.2.4.42〕
乗り替り〔4.4.2.41〕
関東馬の複勝率12.3%に対して関西馬は29.4%。全体的に関西馬が優勢。また、前走から乗り替りがあっても問題はなく、乗り替りがあった関西馬としても〔3.2.1.13〕で、むしろ成績は伸びているくらい。
キャリアは2戦以上が理想
昨年こそ新馬勝直後のラッキーライラックが勝利したが、全体的には新馬勝ちから臨んでくる馬はやや苦戦傾向にある。臨戦過程を整理すると以下の通り。
前走レース別成績(過去6年)
新馬〔1.1.1.25〕
未勝利〔3.1.2.11〕
500万〔0.2.1.22〕
OP特別〔1.1.1.12〕
重賞〔1.1.1.11〕
特に目立つのが前走・未勝利組。この組は連対率23.5%、複勝率35.3%と優秀。キャリアの戦数別で見ると以下の通りになる。
キャリア戦数別成績(過去6年)
1戦〔1.1.1.25〕
2戦〔4.3.3.28〕
3戦〔1.1.0.18〕
4~5戦〔0.1.2.10〕
キャリアが3戦以上となると、新馬勝ち直後の組ともそれほど変わらないが、馬券に絡んだ半数以上はキャリア2戦の馬。新馬敗戦→未勝利勝ちか、新馬勝ち→500万以上のレースに出走、という臨戦過程が理想だろう。
距離実績と決め手がポイント
実績面に目を映すと、芝1600m以上で1着があること。これは過去6年で馬券に絡んだ18頭中17頭までが該当。もうひとつは、上がり3Fで2位以内をマークしたことがあること。こちらは18頭全馬がクリア。距離実績と決め手が馬券のポイントだ。
この2点を満たしたのは7頭いたが、注目は未勝利組。キャリア2戦の中でも、新馬戦2着→未勝利戦1着というパターンで臨んできた馬が〔2.1.2.3〕と高い好走率。今年はエールヴォアとミディオーサの2頭がこれに当てはまる。
その一方、前走が500万以上のレースだった馬は9頭が馬券に絡んでいるが、そのうち8頭までが前走1着または敗れても0.2秒差以内。上のクラスで敗れても、大きく離されていなければOK。距離実績と上がり実績をクリアした馬では、ともに前走1着のウインゼノビア、グレイシアが該当。
苦戦気味と話した新馬戦組だが、馬券に絡んだ3頭の共通点は前走2番人気以内、かつ東京・新潟外回り・阪神外回りと直線の長いコースで上がり3F2位以内の末脚で勝利していること。これに当てはまるビーチサンバも押さえておきたい。
結論
エールヴォア
ミディオーサ
ウインゼノビア
グレイシア
ビーチサンバ
土屋(競友)
JBCスプリント(JpnI)
払戻金 10万3300円
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土屋(競友)
みやこS(GIII)
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三代川(編集)
アルゼンチン共和国杯(GII)
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土屋(競友)
BCクラシック(米国GI)
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田崎TM
京王杯2歳S(GII)
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三代川(編集)
秋華賞(GI)
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